不動産トピックス
ビル業界ミニトピックス
2010.12.20 12:27
■不動産情報サイト「オフィスの広場」を運営しているリンクプレイス(東京都中央区)。インターネットの対応が遅いと言われている不動産業界であるが、同サイトは新たなインターネットサービスを活用し、これまでの物件紹介サイトとは異なる手法でネット集客を図っている。
「昨今、利用者が急増しているtwitter(ツイッター)やFacebook(フェースブック)を利用して、物件情報や移転情報等を素早く告知し、幅広い層からの集客を図っています」(水落 裕介氏)
■グーグルマップを利用した不動産物件情報サイトを運営するジアース(大阪市西区)。同サイトは通常の物件検索だけでなく、ちょっと変わったサービスも展開している。
「地図上に表示されている物件をカーソルで指定しますと、太陽光発電パネルを設置した場合に発生する電力量が表示されるサービスや、ECOスコアという物件がどれだけ環境配慮されているかということを概算値で表示されるサービスも用意しており、無料で楽しんでいただけますので是非一度ご利用下さい」(営業本部 メディア企画部 シニアマネージャー 天野 善彦氏)
■東急東横線「学芸大学前」徒歩6分の場所に位置する高橋ビル。同ビルの所有者である高橋氏は、以前同ビルがあった場所で三代続くお菓子屋を経営していた。その頃から商店街との付き合いがあり、数年前は地元商店街の理事を務めていたそうだ。
「当時は地元の夏祭りでハッピを着て盛り上げたり、商店街の慰安旅行で皆とカラオケに行ったりしていました。貸ビル業に転身しても、地元との付き合いは大事にしています」(高橋ビルオーナー、高橋慶仁氏)
■東京メトロ日比谷線「広尾」駅付近で貸ビル業を営んでいるフォンス。広尾という土地柄のため外国人が多いエリアであり、同社の営む、貸ビルにも外国人の在住者が多い。以前は、広尾周辺には、海外大使館が多いことから、地位の高い外国人の方も多かったそうだ。高いブランド服を着て、高級車でドライブに向かう外国人も沢山見掛けたそうだ。しかし、最近はそういった外国人も減ってきたという。
「やはり世界的な大不況の影響でしょうか。先日片言の日本語で『家賃をもっと下げて欲しい』という外国人入居希望者もいました。そう考えると、日本在住の外国人も随分逞しくなったと思います」(営業部 横浜隆治氏)