不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2011.01.10 17:09

■JR「渋谷」駅から徒歩7分の場所にあるショッピングプラザカミニート、飲食店や服飾販売店が入居する複合ビルである。同ビルの名前に使用されているカミニートとはスペイン語で「小道」という意味だ。
 同ビルの管理人を勤める橋井氏によると「当ビルは建築家の黒川紀章氏が設計しました。名前の通り、ビル内に小さな通路が多くの竣工された35年前の当時は個性的なデザインで話題になりました」と語っている。

■JR「国分寺」駅には有名なアニメ制作会社があり、不定期に行われる新人スタッフの募集の際は、大勢の入社希望者が問い合わせがくるそうだ。
 「入社希望者の中には一流企業の内定を断って、そのアニメ制作会社のアルバイト面接を受けにくる人もいるそうです。そういった分野にはあまり興味がない人にとっては、信じられない話です。最近の若い世代の人の価値観は独特なのかもしれません」(島崎商事 取締役 島崎 保夫氏)

■サブリースと仲介業務を営んでいる地遊社(東京都中央区)。同社はサブリース物件のテナント入居促進を図るために、様々な取り組みを実施している。その中でも、現在1フロアが100坪近い物件を10坪程度の小部屋に仕切り、テナントに貸すという取り組みを検討している。
 「1年半近く空室であった物件があったのですが、業者から何とかテナント誘致できないものかと相談されました。その業者は内装のデザインなどを行っており、当社が空室となっているフロアをサブリースし、その業者が内装デザインを担当する。このようにお互いの強みを生かすためにコラボレーションすることで、テナント誘致を有利にすることができると考えています」(代表取締役 細谷 敏春氏)

■コンストラクションマネジメント等を主な業務としているバリューアップコンサルティング(東京都中央区)の代表である藤野覚氏は、エントランスの改修工事の際に自動販売機をできるだけ目につかない場所に設置することを勧めている。
 「どんなにきれいなエントランスでも自動販売機を設置していると雑然としてしまいます。ですから、今はほとんど利用する人がいない公衆電話が設置されている奥まったスペースなどがあれば、そうした場所に設置するのも一つの手段です」

■光触媒による外壁や室内の環境改善を提唱するサンフラッシュ・テクノロジー(東京都江東区)の代表取締役・井岡裕二氏は、直近の状況を次のように語っている。
 「当社が提供する『サンフラッシュ工法』はビルの外壁はもちろんのこと、マンションの室内などにも多くの採用実績を有しているのですが、最近は学校施設や公共施設での採用事例が伸びています。ありがたいことに、正月休みを返上して対応に追われているような状況です」




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