不動産トピックス
ビル業界ミニトピックス
2011.02.14 10:23
■バリアフリーカンパニー(東京都練馬区)は、ユニバーサル社会の実現のために必要なハードやソフトを整備する行政、民間企業、教育機関などの活動をサポートしている。
「ハードを壊して新しく作るのではなく、既存のものをいかに活かして工夫するかによって建物をバリアフリー化することは可能です。また、どうしてもバリアフリーするために好意が必要であれば、バリアフリーにするための工事をするのではなく、建物リニューアルやリノベーションを行う際に導入すればコストは割安にすみます」(代表取締役 中澤信氏)
■建築物に対するバリアフリーを設置する際の問題点の解決・改善などのコンサルティングを行っているライジングコンサルティング(東京都大田区)。同社の代表の若木秋子氏によれば、エレベーターの設置にポイントがあるという。
「障害者や高齢者は体力的な問題を抱えている場合があるので、エントランスの近くに設けるとベストです。また、スペース上の問題はあると思いますが、車椅子やベビーカー使用者のみならず一般の方もエレベーターを使われるため、1基以上があると順番待ちをする機会が減り、利便性が向上します。また、改修時に操作盤の位置を変えるだけでも車椅子使用者にとっては利用しやすくなります」
■退職者や退職予定者を対象としたサークル活動の企画運営、遊休不動産の活用事業などを行う「ナウい」(東京都杉並区)。
「いくつかあるのですが、当社の顧客が50代以上の方が中心のため、かつて流行したフレーズを使用することでノスタルジーを感じていただけるようにというのがひとつ。それとインパクトがあること、社名を英語で『Now-E』と表記できることなどが他の理由です」
■池袋西口を歩くと中国人経営の店舗が目立つ。数年前からエリア一帯を中華街に変貌させる「池袋チャイナタウン構想」という言葉が聞かれるようになった。池袋西口商店街連合会会長の三宅氏はこう語る。
「彼らと共存してゆくことは必要です。しかし、昔からの商売を続けている人もいる中で、街全体に中華街という画一的なイメージを付与するわけにはいきません。良いこと尽くめの高層だという姿勢の報道がされるのは心外です」
■総合管理業務と、不動産事業部の2つ事業を軸に、中小ビルオーナーに対するワンストップソリューションを提供しているニチビル(東京都港区)。
同社の専務取締役である宿輪氏は、同社の管理業務の特徴について以下のように語る。
「当社の管理物件のほとんどは中小ビルですが、実は当社のような中小の管理会社の方が適しています。小回りも利いて、エリアに特化している。こうしたサービスは、社内ネットワークが構築しやすい中小の会社だからこそできるのです」