不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2011.02.14 10:15
日立製作所 小型指静脈認証ユニットに新モデル 日光や照明の強い光の下でも認証可能
日立製作所(東京都千代田区)は1月28日、個人認証を必要とする金庫、ロッカー、キャビネット、タイムレコーダー、専用端末などに認証装置として組込むことができる「機器組込み用小型指静脈認証ユニット」の新モデル「PCT-KCC5031/PCT-KCC9031」の販売を開始した。
同製品は同社がこれまで販売してきた「機器組込み用小型指静脈認証ユニット」において、高く評価されてきた小型・軽量・高い認証性能という特長を継承した上で、新たに開発した指静脈撮影制御技術を投入することで、指静脈の登録・認証機能を強化し、部屋に差し込む日光や強い照明の下といった室内においても指静脈パターンの登録・認証がしやすい「外光対応モード」を搭載している。また、指静脈を登録する際に、撮影した指静脈画像の品質を評価し、より高品質の画像を選択して登録することを支援する「画像品質評価機能」と、認証成功時に登録データと認証データの適合度を評価する「認証適合評価機能」を搭載した。
さらに、同製品は指静脈の登録データ形式を改良したことで、ユニット本体に記憶可能な指静脈の最大登録データ数を、従来モデルの2倍以上となる360に拡大している。これにより、より多くの従業員を有する企業での勤怠管理などにも適用できることとなった。同社では今後も指静脈認証製品の提供と協業を更に積極的に進め、指静脈認証技術の様々な用途への適用と普及・拡大に努めるとしている。
パナソニック 断熱時施工器具にも対応するLED電球 独自の熱解析技術を駆使
パナソニック(大阪府門真市)の社内カンパニーであるライティング社は、独自の熱解析技術を駆使し、LED電球単体での放熱特性を改善。業界では初めてとなる断熱材施工器具においても対応可能なLED電球を開発した。
ライティング社は「環境(省エネ、省資源)と人に優しい」を基本的な設計思想として技術開発を行っており、白熱電球からLED電球などへの省エネランプへの代替技術の開発と製品化を積極的に推進している。LED電球はLED自体からの発熱による温度上昇により、LEDの発光効率が低下し暗くなったり、あるいは寿命が極端に短くなったりするなどの特性劣化を生じることがある。このため、LED自体からの発熱をどのようにして抑えるかといった放熱対策が、製品の優劣を大きく左右する。
今回開発したLED電球は放熱特性を改善し、発光部の温度上昇を抑えることにより、器具内温度が高い断熱材施工器具への対応が可能となり、省エネランプへの置き換えを加速させるとしている。さらに、新製品はLED電球表面からの熱放射を高めるため、新塗装材料を使用し表面放射率を従来比の約1・3倍に高めている。
ライオン事務器 ミーティングテーブルの新製品を発表 オフィスの省スペース化に貢献
ライオン事務器(東京都中野区)は、ミーティング用テーブル「ALBERA(アルベラ)」を21日から新発売する。同製品は場面によって使い分けができるよう、ハイタイプとロータイプの2種類の高さをラインアップ。使い方やスペースなどに合わせて選択することが可能となっている。
高さはハイタイプが1000mm、ロータイプが700mmとなっており、ハイタイプはイスを用意する必要がないため、オフィスの省スペース化や会議時間の削減にも貢献する。また、時間をかけて会議を行うという場合にはロータイプが対応することとなる。同社によれば天板のエッジと脚のジョイントパーツのデザインにこだわりを見せており、天板はシャープな形状が軽快な印象を与え、脚ジョイントパーツは樹木の年輪をイメージした形状であるとのことである。
また、両側から開閉可能な配線ボックスカバーは取り外しも可能で、カバーを外した際の開口寸法は500mm×137mm。配線処理がしやすい設計となっている。なお、配線ボックスカバーは取り外しをしなくても、左右どちらかに寄せることが可能である。
岡村製作所 10%の軽量化を実現したサイドフォールドテーブル
岡村製作所(横浜市西区)は、サイドフォールドテーブル「FRAPTOR(フラプター)の発売を1日より開始した。
新製品は同社の従来品に比べて10%の軽量化を実現。これによりセッティングの際の移動が非常に容易になっている。また、まっすぐに収納できる平行ネスティングタイプのため、使用しない時は部屋の隅などに設置しておくことが可能となっている。製品のデザインは角パイプを採用したスクエアな脚が印象的なデザインで、会議室や研修室など、さまざまなシーンで幅広く使用することができる。さらに天板の下に棚板付のタイプをラインアップ。書類などの収納にも役立てることができる。
カラーはホワイトとネオウッドライトの2種類、天板サイズは9タイプが用意されており、幕板の有無についても選択が可能である。価格は棚板・幕板付、W1800mm×D600mmのタイプで6万8250円。初年度の販売目標は2億5000万円である。
金門製作所 バックライト付液晶搭載電池駆動の水道メーター 9年間の駆動を実現4月からの新基準にも対応
金門製作所(東京都豊島区)は、バックライト付液晶を搭載した電池駆動の電磁水道メーターを1日より販売開始した。
水道メーター市場は年間約700万台であり、そのほとんどが機械式水道メーターである。今回本格的に販売を開始した電池電磁は、計量法で定められた上水・農業用水・工業用水の取引・証明用として利用可能な、平成17年の特定計量器検査規則の省令改正での「JIS B8570-2」に基づく新基準に対応しており、4月からの改正省令完全実施に合わせ、口径50mm以上の製品で7種類がラインアップされている。
電池電磁は内蔵電池により9年間の駆動を実現し、計量法で定められている検定有効期間である8年の間、安心して使用が可能。機械式と比べ小流量域から大流量域まで、広い流量範囲をカバーすることができる。計測原理は電磁流量計の構造・原理に基づいており、大流量での連続使用における計量も可能で、異物による故障等も少なく耐久性に優れている。また、測定管内部には流れの妨げとなるものが存在しないため、圧力損失も非常に小さく給水ポンプなどの負荷軽減による省エネにも貢献する。
住友スリーエム 取り付け容易なマグネット付きフィルム プロジェクターのスクリーンとしても活用
住友スリーエム(東京都世田谷区)は9日、スチール製の壁面や什器面に、簡単に取り付けることができる「3Mホワイトボードフィルム マグネットタイプ」を発売した。同製品はオフィスや学校施設のスチールパーティションに容易に取り付け、取り外しができるマグネット機能を備えたフィルムである。
同製品は表面が白色で裏面がマグネットになっており、スチールパーティションなどにフィルム裏面のマグネットの力で誰でも簡単に貼り付けて使用することが可能。表面に特殊加工を施しているため、ホワイトボード用マーカーとイレーサーで筆記と消去ができる上、プロジェクターから投射される映像を映し出すことかできるスクリーンとしても利用することができる。使用後はロール状にできるので、移動式のホワイトボードと比べると場所をとらず容易に収納することができる。
製品のサイズは幅920mmで、長さは10m、2m、1・2mの3製品がラインアップされており、使用する場所の広さに応じて使い分けすることが可能である。