不動産トピックス
ビル業界ミニトピックス
2011.02.21 12:03
■起業家支援スペースである「アステリVIP」を運営しているアクティヴ・ビジネス・サポート(さいたま市中央区)。同社の代表取締役を務める勝田桂子氏の前職は受付嬢。それも、同社が施設運営をする前、財団法人が同施設を運営していた時から受付を担当していた。つまり、受付嬢から代表取締役へ華麗にステップアップしたということだ。
「財団法人が施設運営を撤退するとの話になったときに、是非私に引き継がせて下さいと、物件所有者の方にお願いしました。私が受付を担当していた頃からの長く入居している企業の方もいらっしゃいますし、この施設がなくなってしまうのはとても残念だと思い、自ら声を上げました」
現在、入居中のテナントにも受付時代の勝田氏を知っている人もおり、新たなテナントもあわせてアットホームなコミュニケーションが交わされているとのという。また、勝田氏自身もクリスマスや節分といった年行事には、テナントを招待したパーティーを開き、テナント同士との交流を積極的に図っているとのことだ。
■サンセイランディック(東京都千代田区)では「不動産の再生」をテーマとして、紛争の起きやすい複数人名義などの底地を権利調整後、新たな不動産企画・開発を実施し、販売する事業を展開している。
権利関係が複雑なケースなどでは当事者間での話し合いだけでは解決することが非常に難しく、長らくその土地が野ざらしにされてしまうことが多い。そうした問題に対して同社は当事者間の仲介役として交渉に参画し、底地や建物の権利を購入。同社保有のまとまった土地が確保された所で、状況に応じた不動産開発を行い販売を行う。これにより、長期化のリスクが高い土地権利関係の問題をスムーズに解決することができると、同社取締役営業企画部長の伊佐治順子氏は話す。
「土地の権利問題は複雑で、中には売却したくても交渉が難航し長い間進展が見られないと悩む方がいらっしゃいます。当社は権利調整のスペシャリストとして、各権利者の意見を尊重しつつ、早期の問題解決を実現するためのお手伝いをさせていただきます」(伊佐治氏)
■今でこそ幕張メッセや東京ビッグサイトにお株を奪われてしまったが、かつて大きなイベントの会場として有名だったのが晴海ふ頭。「晴海ふ頭で昔よくホットドッグを売っていました」と語るのが「ワークストア・トウキョウドゥ」(東京都大田区)の代表を務める烏川氏。現在は「ネオ屋台村」のプロデュースを行っているが、もともとは自分で屋台をひいて売っており、屋台という商売が心底好きなのだという。
■アルミ加工の三力工業(東京都大田区)。代表の入澤氏は学生時代からドラムを続けており、時折ステージにも立つ。「本気で楽器に取り組むなら、最低でも1日1時間の練習は必要でしょう」と語るとおり、現在も可能な限りドラムを叩いて練習に励んでいるらしい。