不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2011.02.28 17:25
ケルヒャー ジャパン コンパクトな立ち乗り式床洗浄機を販売 新機能搭載で作業効率が向上
ドイツの清掃機器最大手メーカーの日本法人であるケルヒャージャパン(宮城県黒川郡)は、日本初のブラシサイズ20インチの業務用立ち乗り式床清浄機「BD50/40RsBp」を3月7日に発売する。
本製品は、小回りが利き大型機種が入れない狭い場所での清掃はもちろん、エレベーターでの移動も容易で吸い残し防止効果も高い。さらに「エコ洗浄モード」を新たに搭載。走行スピードを早くすることで通常より作業効率が約3割向上し、洗浄剤を約3割削減することが出来る。
また、立って清掃を行うという形態のため広い視野を取り込める点も作業効率の改善に繋がる要素の一つである。
タンク部分の間口が大きく製品の手入れも簡単で、ブラシは工具を用いずに交換することができ、バッテリーもメンテナンス不要である。また、給水も水道ホースからのワンタッチカップリングで接続する。
同社は購買対象者にスーパーを始めとした商業施設、駅や空港の公共施設の店舗周り、病院、倉庫などを想定しており、1月24日に発売した「BR65/95RsBp」に続いて日本国内においての立ち乗り式床洗浄機の市場を確立し、業務用洗浄機器のシェア拡大を目指す。
ちなみに、本製品は平成22年にオランダ・アムステルダムで開催された清掃業界の国際見本市であるISSA/INTERCLEANで発明賞を受賞している。
なお、「エコ洗浄モード」を使用しての洗浄時間は連続で約3時間、価格は159万円(税抜)となっている。
岩崎電気 環境にやさしく耐久性に優れたLEDランプ 良質な明るさと軽量感で高評価実現
光源、照明器具、光応用機器の製造および販売事業を展開する岩崎電機(東京都中央区)は、屋内屋外兼用のLEDランプ「LEDioc LEDアイランプTM」に白色仕上げを新たに追加し、2月10日に販売を開始した。
「LEDioc LEDランプ」は世界初オール樹脂製最軽量の屋内屋外兼用100/200V共用LEDランプ。サイン照明や作業灯用ランプを始めとした従来のアイランプのイメージを一新したユニークなデザインで、昨年12月20日発売以降全国チェーン店舗のサイン照明や作業灯ランプのほか学校など幅広い場所で採用され高評価を得た。そして供給体制の安定を機に白色仕上げの販売を決定。
製品は本体色の白色・黒色と光色の昼白色タイプ・電球色タイプがあり、使用場所や器具のデザインに合わせた選択が可能となっている。このため、既存器具の省エネ効果のみならず、デザイン性という付加価値において高い評価を獲得した。
明るく良好な光の質と軽さの高評価に加え、消費電力が従来品の10分の1の省エネ効果を発揮。定格寿命が4万時間と耐久性も高い。
また、LEDは虫が好む光の波長が少ないので低誘虫効果もあり、生態系への影響を軽減することが出来る。さらに、水銀を含んでいないので地球環境にもやさしい構造となっている。
三井住友建設 作業現場のパネルと太陽光発電電池を一体化 地球環境と周辺住民への配慮に重点を置く
三井住友建設(東京都中央区)とグループ会社のSMCテック(千葉県流山市)は、建築作業所の仮囲いで用いられるパネルに薄膜型太陽光電池とリチウムイオン蓄電池を取り込んだ仮囲いパネル一体型太陽光発電システム「effit-sun(エフィットさん)」を共同開発した。
製品名は環境(eco)・パネル(flat)・フィット(fit)・太陽光(sun)の頭文字を使った造語となっている。
本製品は、パネルを2枚1セットとして蓄電池およびコントローラーとを組み合わせた構造。蓄電池にはリチウムイオン電池を使用し、軽量性や環境対策に優れ長寿命を実例している。また、オプション機能のLED街路灯ユニットと組み合わせると、約50時間分の夜間照明の使用や災害時の電源や騒音レベル表示器への電源供給にも活用することが出来る。
同社は、今後工事関係者や近隣住民、通行者への安全の確保とコミュニティ形成のために積極的に本製品を採用していく予定である。
レンタルリースと太陽光発電システムの導入支援事業はSMCテックが担当。作業現場での採用率拡大を目指す。
東芝ライテック CO2を削減するLEDランプを発売 耐久時間の延長を実現し省エネ効果発揮
照明器具や配線器具の製造および販売と電気工事事業に並行して地球環境保全活動も積極的に行い、国際認証を取得している東芝ライテック(神奈川県横須賀市)は、広場や建物のライトアップに使用されている水銀ランプ400W形投光器とほぼ同等の明るさを持つ「EーCORE」LED投光器6種類を平成23年2月21日に発売した。
配光は狭照形・中照形・広照形の3種類、塗装仕様は耐塩耐食形・重耐塩耐食形と2種類あり、専用電源を組み合わせると水銀ランプ400W形と250W形の2種類から明るさを選択することが出来る。
新製品は省エネルギー・長寿命に優れており、従来の水銀ランプ400W形投光器に対して約65%のCO2を削減可能であり、光源寿命は6万時間と水銀ランプよりも約5倍長いので高所などメンテナンスが困難な場所にも適している。また、HIDランプでは電源スイッチを入れてから明るさが安定するまで4~8分程度の時間を要していたが、LEDに置き換えることにより、瞬時点灯が実現し製品の薄形化が進んだので時短効果はもちろんのこと設置の際に景観を損なう心配もない。
以上のような特性から、幅広い場所で使用することが可能になった。
パナソニック電工ネットワークス 直流電源設備の接続障害を解消するスイッチングハブ 未接続部分の電力消費を防ぎ節電効果も
パナソニック電工ネットワークス(東京都港区)は、直流電源設備を備える施設を対象に直流電源に対応するPoEスイッチングハブ「SwitchーM24DCPWR」を平成23年3月28日に発売する。
同製品は電話交換設備や通信機能用に直流電源を備えている警察署や消防署、データセンター等の施設への導入に適している。
製品には省電力モード機能が備わっており、各ポートの接続状態を自動的に察知。機器が接続されていないポートの電力消費を抑えるので運用時の消費電力を削減することが出来る。
さらに、「BPDUガード機能」も搭載。ループ接続によるネットワーク障害を最小限に抑える効果も。機能が発動し、シャットダウンや自動復旧が生じた時には管理者へのメール通知機能も兼ね備えている。
また、「簡単復元アプリケーション」に対応しており、製品の設定はアプリケーション上からバックアップして行うのでターミナルソフトウェアが不要。機器を交換した際バックアップした設定ファイルを使用し誰でも簡単に復元可能なのでメンテナンスにも最適である。
イトーキ 様々な勤務形態に対応するオフィス家具 コミュニケーションの活性化を促進
オフィス関連事業を展開するイトーキ(大阪府大阪市)は、平成23年6月発売予定の「CORE&CELL」を発表した。
「CORE&CELL」は、一つのモジュールで「コア」であるオフィス空間をそのままに「セル」となるオフィス家具の配置を自在に取り替えることにより、人々が健康で快適に働きやすい空間を演出する新発想のオフィスシステム。
情報交換を始めとしたディスカッションの場に最適なStudio空間、思考に集中したい時に最適なStudy空間、リラックスした対話が可能なCafe空間、情報収集や発見が可能なLibrary空間の4パターンを構築する。
レイアウト変更やオフィスリニューアルにも柔軟に対応。低コストで幅広い働き方に貢献することが出来る新世代型ワークステーションシステムである。
同社は、人々の中に潜在する創造性が企業成長の原動力と捉え、同製品の販売によりコミュニケーションを活性化し新しい知恵を生み出す空間の構築を目指していく。