不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2011.03.14 17:48

■日進産業(東京都板橋区)は、断熱・遮熱効果など15の機能を有している塗材の「GAINA」のほかに、結露防止塗料の「ノン結露」を展開している。
 「『ノン結露』は内装材として地下室や風呂場などの厳しい環境下に使用しても、カビの発生原因となる結露を抑えることができます。カラーは8種類を取り揃えており、オプションとして防カビ抗菌タイプにすることも可能です」(営業統轄部 営業技術担当 小田 貴志氏)

■翠光トップライン(東京都文京区)は、季節を問わずに効果を発揮できる窓用透明断熱材の「SEAGフィルム」をはじめ、室内の窓に塗布することで断熱・遮熱効果を得られる「CLEANーM1」をラインアップしている。
 「断熱・遮熱効果は目に見えて分かるものではありませんが、空調を稼動させてからどのくらいの時間で効くようになったのかを計測し、コップに水を入れて強制的に結露をさせても効果を確かめることが可能です」(課長 椙村 康生氏)

■立川ブラインド工業(東京都港区)では、窓辺の模様替えがシミュレーションできるiPhone向けの無料アプリ「ツケテミール」のサービス提供を、2月23日に開始した。
 このアプリはiPhoneのカメラ機能を使って窓辺を撮影し、ブラインドやロールスクリーンなどの同社製品を画像に重ね合わせ、コーディネートした室内の雰囲気を一目で把握できるというもの。窓辺にあわせて製品の大きさや色を変えることができ、様々なパターンや色の画面を保存することで、窓辺のイメージを比較することも可能となっている。同社総務部広報課の荒木絵理子は「このようなアプリは業界としては初めてで、今後はサービスの機能拡充を随時行ってまいります」と話している。

■ビルディング企画の首都圏リーシング事業部課長代理である武崎晃寛氏は、仲介業務を担当しているという観点から、空室を抱えテナントリーシングに困っているオーナーに対して、以下のようなことを提案している。
 「ビルの周辺の飲食店舗やコンビニが一目瞭然となるランチマップのようなものがあれば、仲介営業していても非常に役に立ちます。ですから、お金をかける必要はありませんのでオーナーの方も作成してみてはいかがでしょうか」(武崎氏)
 テナントが新たな移転先として、物件を探す際に大事な項目として挙げるのが、周辺エリアに飲食店舗が多いかという点である。そのため、ランチマップなどがあればテナント企業にビルの周辺に何があるかという点を説明しやすいとのこと。
 「飲食店舗が少ないと昼食での選択肢も減りますし、何よりお昼時に店が混みます。ですから、テナントは飲食店舗が周辺エリアにどのくらいあるのか、という点を気にするのです。ですから、私自身もテナントに現状をより詳しく説明するためにそうしたマップがあれば便利だと感じます」(武崎氏)




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