不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2011.03.14 17:26

シャープマニファクチャリングシステム 赤外線LED照明内蔵で画像解像度が向上
 画像センサカメラや制御機器関連などの開発・製造・販売などの事業を展開するシャープマニファクチャリングシステム(大阪府八尾市)は、500万画素キュリティカメラ「IV-D500C」を3月7日に発売した。
 「IV-D500C」は、2560×1920ドット(500万画素)と1280×960ドット(120万画素)、640×480ドット(30万画素)の3パターンあり、使用目的に応じて選択する。高解像度なので被写体の細部を確認することが可能である。映像データは、高画質映像処理エンジンによって画像を圧縮して本体の内蔵メモリに一時的に保存、サーバーなどへ送信する。
 画像はデジタル伝送で長距離配線による画像劣化がほとんどない。
 さらに内蔵の赤外線LED照明を使用することにより、人間の目では確認が難しい暗闇にある被写体のモノクロ撮影が可能となり、24時間フルタイムで監視を行う。
 同製品はカメラ部を上下左右に可動する「パン・チルド機能」に対応。
 遠隔地でも広視野角での監視に優れている。
 メカ部分の部品数が少ない「ギアレス機能」を採用、高い信頼性を保っている。
 さらにLANケーブル1本で電源供給が可能なので電源工事が不要なため、5年間無償補償も実現。
 なお、同社は、3月8日から11日にかけて東京ビッグサイトで開催された第19回「SECURITY SHOW 2011」の参加の際に自社ブースへ同製品を出品していた。

INAX 清掃方法別に選択可能なタイル 上質なトイレ空間を演出
 建材商品や住宅設備機器の製造・販売事業を展開するINAX(愛知県常滑市)は、ISO基準に準拠したトイレ用抗菌タイル「レストールキラミック」を4月1日に発売する。
 本製品は、細菌の繁殖および尿石の付着や尿石の発生によって生じるアンモニア臭を抑制する効果を持つ建材である「キラミック」を使用。
 「キラミック」は細菌が好む多湿で暗い場所でも抗菌効果が発揮されるので、あらゆる場所で設置可能となっている。
 近年公共施設の集客力向上や差別化にトイレ空間の存在が重要な位置を占めており、清潔で使いやすいことに加えて洗練された空間であることも求められる傾向が増加。
 「レストールキラミック」では、モノトーン系からベージュ系の5色を揃えて上質な空間を演出することが出来るようにした。さらに、清掃方法別に水洗い清掃を想定した滑り止め仕様の「ウエット清掃タイプ」と水を使用しないモップ清掃を想定した「ドライ清掃タイプ」の2種類を用意。
 「ウエット清掃タイプ」では、水の勾配が取りやすいように150mm角も用意し、「ドライ清掃タイプ」は蓄熱性が高く滑りにくい特性から住宅の居室やペットと暮らす空間にも適している。
 また、汚れの染み込みが少なく傷つきにくい抗菌目地材である「スーパークリーンストロング」にカビ防止性能を加え水まわりにも使用可能となった「スーパークリーンストロング2.」も同時発売。

富士通コンポーネント 消費電力が見えるコンセント 目で確認して無駄遣い防止
 富士通コンポーネント(東京都品川区)は、富士通研究所(川崎市中原区)が開発した高分解能小型電力センサー技術を用いた電源タップ「スマートコンセント」を4月に発売する。
 本製品は同時に4つのコンセントを接続することが出来、それぞれのコンセントごとに1W単位で接続した機器の消費電力および待機電力を検出してくれる。
 検出値はUSBインターフェース経由で出力。添付されている簡易測定ソフトウェアでコンピュータの画面に表示される。また、別売のACアダプター「ゲートウェイ」を接続すればネットワーク経由での閲覧が可能になる。  電力検出機能には、富士通研究所が昨年3月に開発した非接触型電流センサーと今回開発した電圧測定回路を組み合わせた新しい電力センサーを搭載。
 同センサーにより電力と電圧に差が生じても有効電力が正確に検出することが出来るようになっている。
 さらに、オンオフのスイッチを設置して使用者の利便性を考慮した。
 使用者や機器ごとに使用電力を目で把握することにより、省エネ促進効果がもたらされる。実際同社オフィスで本製品を試行し、従来と比較して約15%の消費電力削減に成功した。
 今後同社は「スマートコンセプト」と「ゲートウェイ」の販売と並行して電力消費の「見える化」を推進し、二酸化炭素削減に貢献する製品提供に取り組んでいく方針である。

グリーンテック LEDソーラーライトでコスト削減 電気が引きにくい困難な場所にも対応
 太陽光システムの設計・施工やオール電化製品の施工・販売事業などを行うグリーンテック(京都市中京区)は、太陽の動きに合わせてパネルが動く一軸式で追尾型のLEDソーラーライト「SUNCATCH(サンキャッチ)」を3月に販売開始した。
 本製品は独立電源システムで、あらゆる場所での設置が可能となっている。電気工事が不要で電気代もかからないことに加えて、製造コストを抑え商品価格が市場価格の約2分の1と低価格販売を実現。経済的に優しいシステムとなっている。
 また、納入時に設定済みのパネル方向調整プログラムの起動によって太陽の動きに合わせてパネルが東西に動くことから注目度が上がり、環境貢献企業としてのアピールに利用することも可能なほかクレジットやリースにも対応。
 医療施設の駐車場やエントランス、公共施設や商業施設、オフィス、一般家庭での災害時の非常用ライトや防犯目的としての使用にも適している。さらに、独立電源型で電気を引くことが困難な場所での不法投棄防止や、安全対策および周辺の防犯対策として設置することも可能。
 設置以来太陽光発電の技術開発・普及に取り組む同社は、現在世界的な二酸化炭素削減傾向などのエコ意識の高まりに伴う太陽光発電の活躍範囲拡大といった時代のニーズに応じて、今後本製品を環境に配慮した主力商品として、初年度設置目標台数に全国で1万台を目指す。

ソルクス 省エネ効果とコストバランスを兼ね備えた蛍光灯 グループ分けが可能で職場の間仕切り変更も安心
 ソルクス(東京都渋谷区)は、輸入元として10年以上の実績をもつ英国Helvar社(フィンランド)の蛍光灯の省エネ性を最大限引き出し、省エネとコストバランスを両立した安定器「DALIバラスト」を年間3万本目標で、3月下旬から販売する。
 本製品は、1台ごとにマイクロプロセッサーを搭載しており、個別に調光、グループ設定が可能である。
 蛍光灯用の高額な調光器、改修時電気再線工事ともに不要で、DALIスイッチとDALIバラストをグループ分けできるので、オフィスの間仕切りが変更されても使用できる。
 待機電力は3Wと世界トップレベルの省エネを実現。
 LAN経由で遠隔操作やメンテナンスができる。

日本インシュレーション 軽量で耐久性に優れた間仕切壁
 ゾノトライト系ケイ酸カルシウムを使用した耐火・断熱材料の製造・販売・施工を行う日本インシュレーション(大阪市浪速区)は、耐火間仕切壁「タイカマシンW180」を4月1日に発売する。
 現在建築基準法では建築物の用途に応じて耐火性のある間仕切壁を設置するように定められている。法律が求めている耐火間仕切壁の耐火時間は60分。しかし、リネン室などの収納可燃物が多い場合火災が数時間におよぶ傾向が強く火災の継続時間が耐火時間を上回ってしまうことが懸念される。
 本製品に採用されているゾノトライト系ケイ酸カルシウム板の「タイカジマンNTL-K」と「タイカジマンTL1」は、壁の厚さが最小壁厚152.5mmと通常の耐火時間1時間の間仕切壁に近い厚さで、耐火時間が3時間と長い。さらに重量も従来品の約半分と軽量。また熱と水に強いので特別避難階段や非常用エレベーターの乗降場所などを火災から守ることが出来ることに加え、金庫室を始め重要書類の保管場所の壁にも最適である。

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