不動産トピックス
ビル業界ミニトピックス
2011.04.11 14:36
■マテリアルハウス(東京都大田区)は、自然の光を効率よく利用する「光ダクト」および、その技術を応用した「ラインライト」を展開しており、3月8日から11日に掛けて東京ビッグサイトで開催された「建築・建材展2011」に出展していた。
「展示会の最終日に、東日本を襲った巨大地震により発生した直後は一時避難いたしましたが、その後、会場に戻ってきて展示物の撤収作業を行ったため、会社に戻ったのは深夜になりました」(テクニカルセンター 課長 大森 政広氏)
■みずはのめ(東京都中央区)は、ウォーターショップ「地球水工房 みずはのめ」の運営を行っており、西葛西などのショップで水の販売を行っている。
同社の店舗開発部でチーフマネージャーの大村真澄氏によると、東北地方太平洋沖地震が発生したが、店舗に目立った被害はなかったため、地震発生後の週末も営業を行っていたという。
「災害時ということもあり、水を買いに求める人で行列ができ、ご持参して頂きました容器への給水はもちろんのこと、容器ごとウォーターをご購入されていく方々もいらっしゃいました」
■ABC(東京都中央区)は、3月30日に店舗再生投資セミナー「あなたにもできる飲食店投資とその魅力」を同社のセミナールームにて開催した。
新しい投資スタイルの「店舗再生」の事業とは、買い取った店舗を同社が運営して、店舗再生のノウハウにより低収益の店舗の再生を行い、利回り物件として投資家に販売をするスキームになっている。
また、同社の代表取締役の鈴木和幸氏により3月11日に発生した震災が飲食店などの店舗に与えた影響について語られた。
「宮城県内にフランチャイズ展開している店舗の中には、建物自体に被害がなくても物流がままならない状態のため売上がないそうです。また、3月は、歓送迎会が12月に次いで多い時期なのですが、自粛する傾向が強く、東京の飲食店では前年と比べて7割ほど売上が落ちた店舗もあるようです」
■ストーンズ(川崎市高津区)は、賃貸マンション・アパートの管理業務などを行っている。同社の取締役社長である畑山勝記氏は、一般財団法人の日本不動産コミュニティーが運営している賃貸経営実務検定(大家検定)の認定講師を務めており、ビルオーナーや管理会社および仲介会社の新入社員も受講しているという。
同紙によると賃貸経営実務検定は2級・1級・マスターがあり、2級を合格すれば1級に、1級を合格すればマスターを受けることが可能である。
「2級は空室対策、管理運営、滞納時の対応などの基本知識を取り扱っております。1級は不動産の売買、借地取引、競売の実務など不動産投資に関する内容になります。マスターまで進むと自らコンサルティング会社を起業することが可能なほど、専門的な分野を学ぶことができます」