不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2011.04.11 14:28
パナソニック電工ネットワークス エネルギー消費効率に優れて低消費電力化を実現
パナソニック電工ネットワークス(東京都港区)は、省エネ法のトップランナー基準をクリアしている「PoE給電デスクサイドスイッチングハブ」の2機種を5月16日に発売する。
同製品は、低消費電力タイプのスイッチングICを採用したことにより、「SwitchーM12ePWR」の場合、同社の従来品から約30%の消費電力の削減を実現している。
さらに、「省電力モード機能」により、各ポートの接続状態を自動的に検知し、機器が接続されていないポートの電力消費を抑制し、「ECOモードLED機能」では、各ポートのリンク状態や通信状況を示すLEDランプを強制的に消灯するため運用レベルでの低消費電力化が可能になっている。
また、スイッチ配下で誤接続などが原因で起こるネットワークのループ障害が起きると、該当するポートをLEDで知らせるとともに、そのポートのみシャットダウンする「ループ接続検知・遮断機能」を搭載。その他にも、LED表示をループヒストリーモードにすることで、ループ障害解消後にループが発生したポートの特定が可能であり、障害の原因の究明や対策に貢献する。
「SwitchーM8esPWR」のPoE給電容量は60Wとなっており、「SwitchーM12ePWR」は、PoE給電容量を従来品の55Wから77Wへ大幅に向上させたことで、多機能化するIP電話にも接続ができるため、デスクサイドなど事務所内の設置に適している。
ソニー 旋回型ネットワークカメラ6機種を発売
ソニー(東京都港区)は、340度旋回型ネットワークカメラ「SNCーEP580」「SNCーEP550」「SNCーEP520」および360度エンドレス旋回型ネットワークカメラ「SNCーER580」「SNCーER550」「SNCーER520」を展開する。
SNCーEPシリーズはコストパフォーマンスに優れ、SNCーERシリーズは広域監視などに適している。いずれのシリーズもフルHD出力対応モデル、HD出力対応モデル、SD出力対応モデルの3機種をラインアップし、ユーザーの幅広いニーズに対応することができる。
同社が開発した光学ブロックを採用することで、「SNCーEP580」「SNCーER580」は光学20倍、「SNCーEP550」「SNCーER550」は光学28倍、「SNCーEP520」「SNCーER520」は光学36倍という高倍率ズームを実現。さらに、全機種ともに逆光環境に強いワイドダイナミックレンジ機能の「DynaView(ダイナビュー)」を搭載するなど、高精細・高画質な映像によりビル・工場・駐車場などの外周監視のほか、市街監視を可能にしている。
「SNCーEP580」「SNCーEP520」は5月下旬、「SNCーEP550」「SNCーER580」「SNCーER550」「SNCーER520」は7月下旬に発売する予定である。
三協立山アルミ スムーズな開け閉めが可能 新機能ハンドルの採用
三協立山アルミ株式会社(富山県高岡市)は、ラフォース「フレディア」「モダーニ」シリーズに、スリムサイズの親子ドア「We」を5月1日より発売する。
同商品は、「スムーズに出入りできる開口幅や誰もが開閉しやすいサイズ・機能」をかなえた新発想の玄関ドアである。
特長は、どこを持っても開けられる新機能ドアハンドル「クワッドプレートハンドル」を採用したことである。
ハンドルの上下左右のどこを持って引いても操作が可能となり、利き手の如何に関わらず、スムーズに開けることができる。さらに、荷物を持っているときや子供を抱いているときでも無理な姿勢をとらずにドアを開けることができる。
その他にもドア幅がコンパクトになったことで、ドアの回転半径を従来に比べ、約159mm抑えることが可能となった。そのため、玄関ポーチへの出幅が小さくなり、玄関スペースにゆとりが生まれる。
ドアの内観にホワイトを採用。インテリアなどに馴染みやすいホワイトを採用したことで出入口スペースが広く明るく見え、インテリアの楽しみを広げることができる。
MARUWA 水銀灯400Wクラスと同等の明るさのLED高天井照明を開発
MARUWA(愛知県尾張旭市)は倉庫、工場、イベントホール、体育館、店舗など、約8m以上の高い箇所に設置される屋内照明設備として、LED高天井照明「TAKATEN(タカテン)」を開発し、3月より発売した。
「TAKATEN」は、独自の配光設計と放熱技術によってLED素子の灯数を減らしながらも、水銀灯400Wクラスと同等の明るさを保ち、水銀灯と比較して3・3倍長持ちで、10年経っても70%の照度を維持し、長寿命を実現している。そのため消費電力とCO2排出量を大幅に減らすことをはじめ、有害物質を含む水銀ランプやセラメタと異なり、有害物質が含まれていないので地球環境に優しい製品となっている。
また、同社の従来品と比べてもコストが3分の1であり、水銀灯から取り替えた場合、初期導入コストおよびランニングコストを含めて3年以内にコストメリットが得ることができる。さらに、瞬時点灯・瞬時消灯が備わっているため、必要なときだけ点灯し、短い時間でも消灯するなどして小まめな節電が可能になっている。
品質面においては、同社のもつ基板実装技術、回路設計技術などの総合技術を活かし、LEDモジュールから照明器具まで国内一貫生産を行い、高品質でかつ耐久性に優れている。
同社では初年度の販売台数2万台を目標にしており、価格はオープン価格となっている。
パクストレーディング ポストの安全性が向上
パクストレーディング株式会社(東京都渋谷区)は、ポリカーボネット樹脂を全面に採用し、強度や耐久性を確保したポスト「アイコン カルヴァ」を3月31に発売した。
素材であるポリカーボネットは、アメリカの保険機関により定められた安全性を測るUC746規格において、「防熱性、防紫外線性、雨水に対する耐久性」がトップクラスのF1を収得している。そのため、エンジニアリングプラスチックの代表として電気製品などに多く用いられ、「丈夫でたたいても壊れない・高温にも低温にも使え、燃えにくい」などが評価されている。
また、従来のポストが金属製の中、ポリカーボネイの半透明の質感とコンパクトなデザインが、エントランスにすっきりとした印象を演出する。そのため、美容院やステーショナリーショップに人気がある。また、半透明であることからポストの中身の確認が容易となった。
同商品には、取り付けネジ4本、取り付けアンカー4本が付属しており、いつでも簡単に設置することができる。さらに、鍵も付属されていることから、鍵による開け閉めが可能であり、防犯性が高い構造になっている。
ポストカラーは、「ダークグレー・ライトグレー・ボルトー・ブラウン・グリーン・ブルー」の6色を展開している。
テックリンク 簡単な節電対策 消費電力を2分の1にする新型蛍光灯
株式会社テックリンク(東京都大田区)は、2灯用照明器具と同等の明るさを1灯用で実現し、消費電力を約2分の1に抑えることが可能な、高効率省エネ反射板「ECOミラー」を3月28日より発売した。
同商品は、オフィス、店舗の照明をより明るく鮮やかにできる「高性能照明反射板」であり、既存の蛍光灯に装着しただけで、通常よりも、約1.6倍の照度が実現する。
また、従来までのアルミ金属を使用した鏡面反射板の拡散反射率が10パーセント以下なのに対して、同商品の拡散反射率は、95パーセント以上であることから、司視光領域が拡大し、蛍光灯の間引きが可能となっている。
さらに、PET樹脂で作られているため、加工が容易となり、あらゆる照明器具に合わせてカスタマインドすることが可能となっている。
同社によると同商品は、既存の器具を電気工事することなく、ワンタッチでオフィスの照明電力量を25パーセント削減できることから、導入ユーザーより、負担が少ない方策として高い評価を得ている。