不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2011.06.13 16:41
セガ トイレが「遊び場」に変わる製品を展開
セガ(東京都大田区)はゲームメーカーとして、“遊び”を通じたコミュニケーションの場の創造に取り組んでおり、既存のトイレを遊び場に変えてしまう「トイレッツ」を今年の11月下旬に発売を予定している。6月24日までに申し込めば、「トイレッツ」のゲームソフトが1本無料となる早期受注キャンペーンを開催している。
「トイレッツ」は男性用小便器に対応した製品であり、トイレの環境によりディスプレイを壁掛けや据え置きにすることができる。
「人感センサーで画面が起動し、おしっこでゲームがスタートします。ゲームとともに店舗の情報などを告知することが可能なため、居酒屋でモニタリングを実施した際には、特定商品の告知を2週間掲出したところ、告知期間中のオーダー数が前週の約2倍になりました」(新規事業本部 アントレプレナーグループ セクションマネージャー 樽田 順一氏)
また、的シールをめがけてゲームを行うため、飛沫を抑える効果があり、トイレを清潔な空間に保つことが可能となっている。
取り付け費用は別途かかるが、本体価格は14万円(税別)、ゲームソフト価格は1本あたり1万円(税別)。
東邦レオ コンパクトに壁面緑化を実現
東邦レオ(大阪市中央区)は、商業施設やオフィスビル、立体駐車場などを対象に、植物とプランター、ワイヤーを組み合わせることで多様なグリーンアレンジが行える壁面緑化工法「グリーンファサード・モコ」を開発し、6月10日から販売を開始した。
同製品には、建物外観を直線的にグリーンで彩る「ラインタイプ」と、採光確保を重視するオフィスビルなどに利用できるワイヤーを組み合わせた「ブラインドタイプ」があり、建物用途と導入の目的にあわせて工法を選択できる。
また、導入初期の植物の枯損を低減し、工期を短縮するために「プランターの2層構造」を採用。外側には耐久性の高いアウタープランター、内側に不織布を利用したインナープランターを設置する仕組みだ。
利用する植物は環境条件に厳しい壁面を想定し、合計20種類を用意。アウタープランターは周囲に調和しやすい「黒」を標準色に設定しており、特注色の対応も可能。建物の特性に合わせて緑で装飾することが可能だ。
文化シヤッター 停電時でも防火シャッターの安全性を確保
文化シヤッター(東京都文京区)は、防火シャッター用の障害物感知システム「機械式危害防止装置『エコセーフ』」を展開している。
同製品は、自動降下中の防火シャッターの制御を「機械制御方式」にしたことで、電源供給や非常用バッテリーの搭載及び定期交換が不要となり、バッテリーの劣化や充電不足の心配がないため、停電時にシャッターが自動降下した場合でも高い安全性を確保できる。
また、同製品は連動中継器を設置する必要がなく、電気制御方式に比べて1台につき、年間で約18kgのCO2を削減することができる。また、電源供給のための配管配線工事やバッテリー交換が不要となる。さらに、バッテリー交換に伴う廃棄物も削減でき、環境に優しい仕様となっている。
三菱電機 移動性、省エネ性、デザイン性が向上
三菱電機は(東京都千代田区)は、モデルチェンジしたエレベーター「AXIEZ(アクシーズ)」を展開。移動性能の大幅な向上に加え、高い省エネ性、建築デザインとの調和性を備えた新たなニーズに応える仕様となっている。
同製品は、かご室内の各部分にLED光源を採用。天井照明の場合、従来のランプ光源と比較して消費電力は約50%の削減効果が見込める。さらに、エレベーター停止後、自動休止モードへの移行時間を短縮し、消費電力の低減効果が向上しているのが特徴。回生コンバーターとの併用などにより、オフィス用では最大36%の省エネを実現した。
また、乗車率に応じて運行速度を段階的にアップする独自技術を進化させた「スーパー可変速システム」を採用し、乗車率が低い時でも運行速度が向上、待ち時間で最大22%の短縮、乗車時間で最大33%の短縮となる。