不動産トピックス
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2012.05.07 11:22
ダイキン工業 消費電力23%削減を実現
ダイキン工業(大阪市北区)は、多様な節電・省エネ機能を搭載し、飲食店や理美容店などの小規模店舗から福祉施設などの中規模施設まで対応可能な自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機「業務用エコキュート」2機種を平成24年6月20日から販売する。
同製品は、最大電力使用時間帯の「ピークカット運転」や夜間電力で必要な湯量を沸き上げる「夜蓄運転制御」機能を搭載している。さらに、飲食・理美容・福祉・一般汎用の業種別に効率よく運転するプログラム機能により、使用実態に合わせて無駄を防止し、ランニングコストを抑える。
「ピークカット運転」では、加熱能力を7・5kWから6・0kWへ高効率なピークカット運転をすることができ、通常運転と比較して消費電力を23%低減し、ピーク電力量の抑制を実現。また、節電する時間帯を任意に設定できることから、昼夜問わず節電しながら沸き上げることが可能となっている。
電力料金については、業務用途で一般的な三相電源仕様であることから、小規模店舗に多い低圧電力契約にも対応。低圧電力契約の場合、電気料金単価が従量電灯契約と比較して約50%安い(12・2円/kW)であるため、ランニングコストの低減にも寄与する。
加熱能力が7・5kWの「EQC461NT」が95万円(税抜)。15kWの「EQG461NT」が150万円(税抜)。
富士ソフト/日本マイクロソフト オフィスや店舗の環境情報の見える化ソリューション
富士ソフト(横浜市中区)と日本マイクロソフト(東京都港区)は、電力量・温度・湿度・CO2排出量などの環境情報を可視化するソリューションの提供を開始、両社連携し推進する。その一環として富士ソフトは、日本マイクロソフトのクラウドサービスや機器への組み込み技術を活用し、住宅、オフィス、店舗、工場など幅広く対応するEMS(エネルギーマネジメントシステム)の環境情報を見える化ソリューションとして、「FSGreen EMS(エフ・エス・グリーン・イーエムエス)」を4月17日より提供を開始している。
東日本大震災後の全国的な電力不足を受け、住宅、オフィス、店舗、工場などで省エネルギーの取り組みやエネルギーの最適利用が一層求められるようになっている。また、クラウドサービスやスマートフォン・タブレット端末などの普及により、消費電力量と太陽光/風力発電量をはじめ、温度・湿度・CO2排出量などの環境情報を、場所や機器を選ばずに可視化する、環境情報の見える化への関心と期待が高まっている。
今回、提供を開始した「FSGreen EMS」は日本マイクロソフトの小型機器向け開発・実行環境である「.NET Micro Framework」や組み込み機器向けOS「Windows Embedded」を様々なセンサーを実装したほか、情報の集客先として日本マイクロソフトのグローバルプラットフォームである「Windows Azure Platform」を活用することで、様々な環境情報をスマートフォンやタブレット端末などの機器からいつでも確認できるサービスとなっている。また、オープンで柔軟性のあるシステムであることから、温度・湿度・消費電力などの基本的な情報だけでなく、ユーザーのニーズに合わせて、様々な環境情報を知覚するセンサーと連動し、見える化する対象を増やすことが可能。
ダイケン スライド式自転車ラック高強度タイプ販売
建築金物・外装用建材・エクステリアなどの総合メーカーであるダイケン(大阪市淀川区)は、ラックが左右にスライドして動き、自転車同士の干渉を軽減しスムーズに出し入れできる「スライド式自転車ラック」の高強度タイプ「SR―SW型」を平成24年4月20日から発売している。
「スライド式自転車ラック」は隣り合う自転車ラックを左右にスライドさせることでスペースを確保し、自転車の出し入れをスムーズに行うことができるのが特長。
「SR―SW型」は幼児2人同乗の3人乗り自転車や35kg以下の電動アシスト自転車に耐えられる高強度タイプ。ラックは自転車の出し入れがしやすいように端部キャップ付きで、カラーは高級感のなるプラチナブラウン色。レールは錆に強い高耐食性めっき鋼板を使用し、カラーはシルバー色。収容台数は6台から収容でき、設置スペースに合わせて何台でも連結が可能。
同社は、スライド式以外に平置き式や2段式ラックなど多彩なタイプを取り揃えており、今後、自転車ルーフ(屋根)との組み合わせによる販売に注力するとのこと。