不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2012.08.27 17:30

シャルレライテック 蛍光灯型LED照明をリニューアル販売
 シャルレライテック(東京都港区)は9月3日より、蛍光灯型LED照明「Classic Light Tube(クラシック・ライト・チューブ)」のリニューアル販売を開始する。リニューアルされた同製品は日亜化学工業(徳島県阿南市)の最新LEDチップを使用しており、業界最高水準となる102ルーメン/Wを実現。また、同シリーズの電源内蔵タイプも展開し、その他に5製品の新製品及びリニューアル製品の販売を開始する。
 同製品は、明るさに対する消費電力を限りなく低減したハイパフォーマンスモデルであり、一般的な蛍光灯に近い色味を再現することにより、蛍光灯からLED蛍光灯へと変更した後の違和感や光環境によるストレスを低減。販売・サポート体制においては、同社では全国300社以上展開する販売代理店網を通じ、安心施工及びアフターサポートが可能な体制を構築している。製品は20W・40W・110Wの3種類をラインアップ。40Wタイプについては3段階の明るさと消費電力を選択可能となっている。
 同社では9月の「クラシック・ライト・チューブ」のリニューアル販売を皮切りに、9月中旬にLED水銀灯、10月初旬に電源を内蔵した「Classic AC Light Tube」、平成25年1月にLED防犯灯の販売を予定している。

ニチベイ SEK制菌加工マーク取得の生地を開発
 ニチベイ(東京都中央区)は20日、SEK制菌加工(特定用途)生地「プールス」を発売した。同製品は医療機関や介護施設及び行政機関などが必要と認めて指定する場所に使用できる、SEK制菌加工(特定用途)マークを取得した制菌加工生地を使用している。また、再生プリエステル繊維を25%以上使用しており、グリーン購入法に適合した商品である。
 SEK赤ラベルマークは、繊維評価技術協議会が認定するもので、医療機関ならびに介護・福祉施設などで使用する業務用繊維商品を対象に、機能加工を施した商品につけるマークとして幅広く認められている。「プールス」は同社が展開するロールスクリーン「ソフィー」及びバーチカルブラインド「アルペジオ」、「ソーラーV」に適応し、色柄は各シリーズともオフホワイト、ライトクレープ、エクリュオレンジ、ピーチピンク、ライトマスカットの5種類となっている。価格はロールスクリーン「ソフィー」ウォッシャブルタイプの高さ180cm×幅180cmのサイズで、3万8900円である(取付施工費を除く)。

ファーストメイン 停電時でもライフライン確保する電源供給システム
 ファーストメイン(東京都江東区)では、災害等における停電時にもライフラインを確保する非常時電源供給システム「蓄電・安心くん」の販売を行っている。
 停電に備えた自家発電設備を有する建築物は大規模なオフィスビルやホテル・病院などに限られている。その一方で、中小規模のビルやマンションでは自家発電設備が設置されていないことが多く、停電した場合に給水ポンプや消火ポンプを稼働することができなくなる。また、災害によって火災が発生した場合には消火活動に支障をきたすことにもつながってしまう。そこで同社は安価かつ安全性の高い鉛蓄電池を利用した非常時電源供給システムを開発。同社では三相200Vの蓄電池を用いて実際に給水ポンプに接続して稼働実験を行い、規格通り作動することを検証している。
 消防法では全てのビル・マンションに自家発電設備の設置を義務付けていない。代わりに自家発電設備を持たない建物には非常電源専用受電設備を設けるよう義務付けている。ただし、この専用受電設備は、電力会社の電源に信頼性があることを前提としているため、地域での停電時には作動が期待できない。同社では停電時における火災対策として同製品の導入を推進していくとしている。

三和シヤッター工業 電池式の手動防火シャッター停止装置を発売開始
 三和シヤッター工業(東京都板橋区)は、手動式防火シャッターの危害防止装置として、従来必要であった外部からの電源供給と専用バッテリー交換の手間をなくした電池式の手動式防火シャッター用危害防止装置「電池式避難時停止装置」を29日より発売する。
 防火シャッター用危害防止装置とは、防火区画に設置される防火シャッターが火災時に熱や煙を感知して自動で閉鎖する際の挟まれ事故を防止するための装置で、平成17年12月の建築基準法改正により設置が義務付けられている。シャッター下端部の座板スイッチに障害物が接触すると、シャッターは一旦停止し、障害物がなくなってから再度閉鎖を始める。同社の手動防火シャッター用危害防止装置「電池式避難時停止装置」は、手動閉鎖装置に市販の電池を内蔵することで、従来の外部からの電源供給の役割と停電時用バッテリーを備えた連動中継器を不要としており、施工の短縮化、メンテナンスの容易さ、新設・既設への対応が特徴となっている。




週刊不動産経営編集部  YouTube