不動産トピックス
ビル業界ミニトピックス
2012.12.03 15:27
■オフィス・店舗などで導入が進むウォーターサーバー。来客の対応時にお湯を沸かさずに暖かい飲み物を提供できるほか、店舗の利用者へのサービスとして使えるなどメリットが多い。ただ、一方で水がなくなった際に新品ボトルとの交換が行われるが、水が入ったボトルの多くは重量が12kgなので、サーバーでの取り替え作業は容易ではないという点がデメリットではないだろうか。
胃腸薬「キャベジンコーワ」などを製造・販売する医薬事業、独自の面発光技術を採用して目に優しい光を実現したLED照明「ルクセラ」を取り扱う環境・省エネ事業などを展開する興和(名古屋市中区)は、新たに宅配水サービスに参入。
同社が提案する宅配水サービス「富士山の銘水 山の深層水」は、水がワンウェイパック方式で重量が約7kgのため、ボトルと比較しても半分程度の重さということもあり、デメリットといえる交換作業の負担を軽減。また、パックの使用後は折り畳んで処分が可能。空ボトルの保管スペースは必要がない。水の配送は宅配業者で、配送日の指定が可能。さらに、提供する水は富士山の標高1000m付近の地下273mから採水。富士山の天然水をオフィス・店舗などで気軽に楽しめるサービスとなっている。
■ある渋谷のビルオーナーが体験した話。「シューズ販売店のABCマートの撤退が早く、資本力のある物販店に入居してもらったからといって安心してはいけません」
話の概略はこうだ。シューズ販売店の場合、ラックを置いて、そこに販売用の靴を並べるだけなので、投資コストが非常に少ない。そのため、現在出店している場所よりも、立地的に恵まれた場所が見つかれば、すぐに移転してしまうという。「入居時と退去時の変わり身の早さには驚かされました」と、同オーナーは語る。特に商業地である渋谷では、競合ビルが多いため、どのように対処してよいのか難しいという。
設備投資が少ないテナントは退去の決断も早い。反対に設備投資をしっかり行う企業は腰を据えて入居してくれるという。
■大学不動産連盟では、加盟の大学単独の情報交換会にとどまらず、地域の不動産情報や人的な交流を深めるべく、地域情報交換会を行っている。
東関東会とは、隅田川より以東の地域会を作ろうと発起人による準備会を経て、平成16年9月27日に発会。同会では11月26日に100回を達成した記念に講演会およびパーティーを明治大学駿河台校舎リバテイタワー23階のホールにて開催した。
懇親会では、代表世話人の建設・不動産駿台会所属の太田裕康氏(五洋産業 代表取締役)が挨拶。「当会の会員が成約した件数も現在の報告分を加えれば100件を達成すると思います。これも会員の方々のご尽力によるものだと感じており、150回・200回とますます発展するように代表として今後も努めて参りたいです」と語った。