不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2012.12.10 14:07

アーキヤマデ 薄膜ソーラーを一体化した防水シートの開発
 アーキヤマデ (大阪府吹田市)は、塩ビ樹脂系防水シートと薄膜太陽光モジュールを一体化した新製品「リベットルーフソーラーシート」を開発した。
 この製品は同社の既存の製品、塩ビ樹脂系野外防水シート「リベットルーフ」と三菱化学(東京都千代田区)の超軽量・超薄型のアモルファスシリコン薄膜太陽電池モジュールを組み合わせた製品となっている。防水工事と同時に太陽光モジュールが設置できる上、建材一体型なので設置架台が不要で強風の影響を受けにくい仕様となっている。
 また、軽量で柔軟に曲がるため、従来設置の困難であった体育館などのボールド状の屋根にも設置が可能である。
 その他、冬期の発電効率の高いという点や、下地の形状に沿った設置が可能という特長などを持っている。販売は平成25年2月から開始する。

グランツ 広範囲に明るく省エネ 消費電力75%削減にて実現
 グランツ (東京都渋谷区)は、「水銀灯型LEDランプ 全方向タイプ」の「GL―LBW18M」「GL―LBW36M」の2機種の発売を開始した。
 今回新発売した製品は広範囲に広がる配光を実現。現行機種の水銀灯型LEDランプより20%以上の広がりを実現し、最大30%以上の発光効率がアップした全方向へ均一に明るいLEDランプとなっている。
 同製品は、水銀灯と比べて不要な上方向への発光を削減し、下方向の明るさを増した設計構造となっている。「GL―LBW18M」は水銀灯80Wとほぼ同等の明るさを実現し、「GL―LBW36M」は水銀灯100ワットと200ワットの中間クラスの明るさを実現。それにより75%以上の大幅な消費電力の削減効果を発揮するという。また、明かりのバラつきを抑えた高輝度LEDチップを採用し2700K(電球色)、4000K(白色)、5500K(昼白色)をラインナッアップしている。
 その他、クリスタルホワイトカラー、クリスタルシルバーカラーの2デザインをラインアップ。既存の器具に対応しており、E26口金、E39口金を用意している。
 さらに、眩しさを軽減させた光拡散カバーを採用し、防水にも対応している。また、生産は国内の協力工場にて行っている。

文化シヤッター 省エネ効果の高い高速シートシャッター
 文化シヤッター(東京都文京区)では、空気の流出入が少ない新開発の「ビード機構」(特許取得済み)をシート及びレール部に採用し、業界トップレベルの気密性・静音性・耐久性を実現した省エネ効果の高い高速シートシャッター「大間迅ミニ・ビードタイプ」の発売を開始した。
 「大間迅シリーズ」は、スチール製電動シャッターの10倍以上の高速開閉と、高気密設計を特長とする高速シートシャッターで、熱損失が少なくCO2削減効果がある商品として「エコマーク認定」を取得している。その中でも屋内専用の「大間迅ミニ」は、HACCP基準に則った厳しい衛生管理や品質管理を求められる工場・倉庫などにおいて、ニーズが高かったという。
 今回販売する「大間迅ミニ・ビードタイプ」は、本体のシートとレールの結合部に、従来タイプで使用していたジッパーに替えて、新たに空気の流出入が少ない「ビード機構」を採用した業界初の高速シートシャッターで、気密性と静音性、耐久性を向上させた点が大きな特長となっている。
 この新開発の「ビード機構」は、同社の既存製品に比べて空気の流出入を7分の1に抑えた高気密設計となっており、高い省エネ効果が発揮されるという。また、開閉音は59デジベルと同社の既存製品に比べて15デジベル低減した静音設計となっている。
 さらに、部材の摩擦や摩耗が少ない耐久性に優れた仕様で、万一、車両等がシートに衝突しレール部から抜け出した場合に、自動で復帰するセルフリペアリングが繰り返し行われた際にも、シートなど部材の破損が発生しにくいため、修理や交換にかかるコストの削減が可能。
 安全面については、本体シートがパイプレス構造となっているほか、光電センサを採用した障害物感知装置を標準装備。また、独自の「非常時脱出用取っ手」を採用しているため、停電時でも安心かつ安全にしようすることが可能。
 同社は今後も「エコマーク認定商品」である大間迅シリーズのラインアップ拡充を図るとともに、工場隣接の事務所や店舗のバックヤードの出入り口など、これまでにない新たな用途への提案を推し進めることで、「快適環境ソリューショングループ」の実現をめざしていくそうだ。

ニチベイ 電力コストを焼く34%削減する角度変化型ブラインド
 ニチベイ(東京都中央区)は、角度変化型ブラインド「グラデーションブラインド」を新発売した。
 「グラデーションブラインド」は、角度が異なる上部のスラットと下部のスラットが自然光を天井に反射させ、室内の奥まで自然光を採り入れることが可能である。自然光は天井からの反射で拡散し、室内全体が明るく眩しさを感じない快適な空間をもたらすという。自然光を採り入れることで一般のブラインドと比較して照明用の電力コストを約34%削減するという。
 昇降と調光を1本のコードでコントロールするよこ型ブラインド「ユニコンモア25グラデーションタイプ」、電動ブラインド「テクニスト25 グラデーションタイプ」、電動ブラインド「テクニスト25 マーク2. グラデーションタイプ」などがラインアップされている。

パナソニック LEDベースライトの新定番12月中旬より販売開始
 パナソニックエコソリューションズ社(大阪府門真市)は、シンプルなデザインで使いやすいLEDベースライトの新定番、「一体型LEDベースライト iDシリーズ」の販売を行う。
 6種類の器具と4タイプの明るさの電源内蔵型LEDユニット(ライトバー)の組み合わせで、48通りの選定が可能となっている。1台の器具本体で4種類の明るさに対応するため、空間レイアウト変更後にも必要な明るさの調整ができるという。
 「一体型LEDベースライト iDシリーズ」は、高拡散パネルと高反射シートの採用によって、110ルーメン/W以上の高効率で連続した光を実現。直付型5200ルーメンタイプの場合、同社従来蛍光灯器具(FLR40形×2灯)と比較して、明るさ同等以上で約45%の節電が可能だという。また、器具ごと交換した場合、直付型4000ルーメンタイプでは従来蛍光灯器具(Hf32形2灯定格出力型)と比較して約1・8年で初期投資回収が可能となっている。
 「一体型LEDベースライト iDシリーズ」は、LEDベースライトのスタンダードとして、省エネを求められるオフィスをはじめ新築はもちろんのこと、器具をまるごと取り替える照明リニューアルするなど、さまざまな市場へ提案していくそうだ。
 発売は12月の中旬よりスタート。価格は1万7325円から。

コクヨファニチャー 会議テーブルの新製品を複数発売
 コクヨグループのコクヨファニチャー(大阪府東成区)は、高い収納効率を実現した会議テーブル「Leafline」を1日より販売した。
 フラップテーブルは、その収納性の高さと可動性により、会議室や研修室、ミーティングコーナーなど、幅広い空間で利用されており、今回販売を開始した「Leafline」は、使いやすさの追求に加え、高い収納効率を実現したフラップテーブルとなっている。そしてスタイリッシュでグレード感のあるデザインは、幅広い利用シーンに対応可能となっている。最大の特長である収納効率は、テーブルをまっすぐに収納できる平行スタック設計に加え、クラス最小の90mmのスタックピッチを実現。これによりコンパクトに収納が可能なので、限られたスペースを有効活用できる。
 また操作性は、フラップ回転軸と天板重心を揃える構造により、従来に比べて軽い力でのフラップ操作が可能。さらに安定走行も実現しているため、テーブルセッティング時の負担を軽減する。
 バリエーションは、幕板付き・幕板なしの2タイプに、それぞれ棚付き・棚なしを用意。また天板サイズは6種類、天板色は2色を用意している。
 さらに同社では、豊富なバリエーションで上質な会議空間を演出する会議テーブル「WT―300シリーズ」を、20日から発売を開始する。
 同シリーズは豊富なサイズと素材バリエーションをラインアップし、カジュアルなミーティングルームから来客・高級会議室まで幅広く使用できる会議テーブルとなっている。
 天板素材は、一般的なメラミン化粧板4色と人工突板3色の他に、薄くシャープな天板と高級感のあるアルミエッジが特徴的なアルミハニカム天板と、天然素材の持つぬくもりと上質さを備えた竹突板天板を用意。こだわりの会議空間を演出できる。
 脚はポリッシュ仕上げタイプと塗装タイプの2種類。天板形状は長方形・ボート形・丸型の3タイプ、サイズは幅1800mm~800mmまでの各サイズ用意し、開口部が大きくアクセスしやすい配線機能付タイプも取り揃えている。




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