不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2013.01.21 16:15

■昨年のクリスマス時期に、東京・表参道の欅並木を彩るライトアップイベントが行われなかったことは、街に関わる人々のみならず、多くの人が残念に思った出来事である。
 一方で、最近では「大崎」駅周辺の目黒川沿いにおいて「目黒川 みんなのイルミネーション」という、新たなライトアップイベントが開催され、話題となっている。目黒川沿いに植えられている桜の木を、ピンク色のイルミネーションで飾り付け、冬の間であっても桜が咲いているようにライトアップするという、桜の名所である目黒川ならではのイベントだ。近隣の飲食店などから回収した廃食油を利用して、LED電球を発電するという環境面での配慮も行っている。
 一昨年末の人出は、駅の乗降客数などから推計すると、およそ21万人と、非常に多い。昨年は11月16日から12月25日までの間の開催だったが、多くの人からは「もっと長い間楽しみたい」という意見も聞かれた。
 今年はその要望に応えて、2月の9、10、11日の3日間を「バレンタイン特別点灯」することに。なかでも2月9日には17時から20時まで「大崎 街コン」が開催される。大崎は、「オフィス街」というイメージから、さらなる進化を遂げようとしている。

■長らく日本社会において、業界内での交流を図る目的で催されてきたのはゴルフだったのではないだろうか。一方で、ここ近年冷めやらぬブームを巻き起こしている「ランニング」を通じて、コミュニケーションを図っているという話題を耳にする。
 ある不動産業界の交流会では、昨年からランニングイベントを開始し、なかなか好評だったとのこと。勤務終了後に参加者が集合し、皇居周辺をランニングし、終わった後は、ビールで乾杯。ランニングはゴルフのように休日でなく、平日の勤務終了後に行えるため、現代のサラリーマンの感覚により合致しているのかも知れない。またブームにより、ランニング前後の着替えやシャワーなどができる「ランステーション」が各地に整備されているため、以前と比較するとより手軽に行える環境となっていることも一因だろう。この会では、新年を迎えてランニングイベント第2弾を計画しているという。
 また、イベント参加者には2月下旬に開催される「東京マラソン」への参加予定者もいるという。ゴルフと並んで、ランニングが業界の交流の機会としてメジャーな地位を確立する日も近いかもしれない。

■業務の進捗が思うように進まない。そんな経験をいつもしている人は意外と多いのではないだろうか。そんな悩みを解決するために、住まいと街設計事務所の代表取締役で、一級建築士の資格を持つ川道恵子氏が「デスク廻りから始めるオフィススッキリプロジェクト」と題して講演する。デベロッパーや設計事務所の勤務を経験した川道氏が、誰でもできる整理収納のコツや、現代に即し「ペーパーレス化時代へのステップアップ」というテーマまで話してくれる。
 1月25日(金)の午後4時半から。場所は東京都港区赤坂の「東邦ビルディング」6階にて。




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