不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2013.02.04 11:45

LIXIL 国土交通大臣認定の防火設備のドア
 住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXIL(東京都千代田区)は、高い防火性能と高断熱性能を両立させた、国土交通大臣認定防火設備のドア「防火戸FG-E」シリーズを開発。2月1日より全国で販売を開始した。
   「防火戸FG-E」シリーズは、木造戸建住宅向けの「玄関ドア」と木造アパート向けの「アパートドア」の2タイプをラインアップ。高い防火性能と、断熱性能を両立したドアとなっている。
 ドア形状を保持し炎の延焼を抑える補強芯材や、難燃性の断熱材を採用するなどの対策により、安定的に高い防火性能を確立。また、戸建住宅用の玄関ドアでは初めて、炎のもれを防ぐダブルラッチ構造を採用している。
 さらに安全面でも、ピッキングに強い「防犯性の高いシリンダー」や、合カギでの不法侵入を防ぐ「コンストラクションキーシステム」などを標準装備している。
 また、指はさみ対策や、つまづき防止といった、使用時の安全性にも配慮した商品となっている。

成羽 アロマの香りを発する新型LED
 各種電源の設計開発、電子部品の販売、コンピュータ機器の販売、修理サービスを行っている成羽(横浜市港北区)は、今春、LED電球の新製品「LA FLOWRA」の販売を予定している。 
 製品はLED電球にカートリッジを差し込める仕様になっている。カートリッジにアロマオイルなど香り成分を入れ、電球の熱により香りが発生。心地良い空間を演出する。
 先日東京・有明の国際展示場(東京ビッグサイト)で開催された展示会で同製品を発表。取締役電子営業部部長の阿部孝好氏は「建設業者やエステ健康用品を販売されている方など様々な業界の方に足を運んで頂きました。『こういった製品は今まで見たことがない』と興味をもっていただきました」と述べている。
 同氏によれば、現在同製品の発売について検討を重ねているという。

岩崎電気 地球環境にやさしい高効率LEDランプ
 岩崎電気(東京都中央区)は、「LEDioc LEDライトバルブG 12W」を1月30日より発売した。
 従来のLEDランプのような放熱フィンを使用せず、長年培ってきた光源製造技術を生かして、ランプ内にガスを封入することによりLEDを冷却。HIDランプと同じガラスバルブを採用したLEDランプとなっている。
 高効率LEDモジュールの採用と同社独自の配光設計により水銀ランプ40Wと同様な明るさと配光を実現。
 ランプの重さは105gと軽量化を図っており、器具への重量負担を軽減している。
 一般的な街路灯器具の水銀ランプ40Wから置き換えた場合、ランプと安定器を交換するだけで、既設器具を有効利用して約74%消費電力を削減できる。
 ランプ効率が水銀ランプ40Wの約3倍、定格寿命では約6・6倍となり、大幅な節電に貢献しながらCO2排出量、ランプ交換費用、廃棄物も削減できる地球環境にやさしい高効率LEDランプとなっている。
 防犯灯、街路灯のほか、ガードフレームタイプなどの開放形街路灯器具にも対応可能となっている。

河合楽器製作所 遮音性能を向上させた防音ルームを発売
 河合楽器製作所(浜松市中区)は、病院や大学、企業向けに、医療・研究・産業用防音ルーム「サイエンスナサールFSS(Dr-45)」を1月下旬より発売した。
 「サイエンスナサールFSS(Dr-45)」は、同社の「音楽教室用」防音室の開発を手がけるカワイ音響システム(浜松市中区)の技術を最大限に駆使し、従来のサイエンスナサールよりさらに高い遮音性能を持った不燃仕様の防音ルームとなっている。
 聴力検査室や実験室など、より精密なデータを必要とする医療機関でも活躍できる性能を持ち、新しく高性能遮音パネルを開発したことにより、遮音性能をDr-45へとワンランクアップすることに成功。またサイズも1・5畳タイプ~4・0畳タイプまで幅広く取り揃えている。
 さらに防音タイプの通線用コネクターボックスや電磁シールド仕様などのオプション対応が充実しているので、聴力検査室、脳波測定室など、医療・測定・実験等を行う様々な分野への応用が可能となっている。

ナカバヤシ シュレッダーの新製品続々登場
 ナカバヤシ(東京都板橋区)は、ダブルカット方式でハイセキュリティを実現したオフィスシュレッダー「NX-406SPH」と「206SPH」の2機種を1月下旬より発売した。
 細断は、ダブルカット方式を採用。細断チップがねじれのない平面状になるので、隙間なくたまることにより減容化でき、チップ袋の交換回数を減らせる。細断寸法は3×10ミリのハイセキュリティタイプで文書機密を確実に抹消する。A3用紙に対応したゆったりワイドな投入口となっている。
 さらに同社では、高い細断能力で機密保持できるコンパクトシュレッダー「N-112E」の、発売も開始した。「N-112E」は、コンパクトでありながら最大18枚のA4コピー用紙を細断できるパワフルさも持ち合わせている。シュレッダーの作業状況は液晶画面で表示され、スタンバイ状態やエラーの種類などが一目でわかるようになっている。
 また、最大枚数以上の用紙が入らないように規制して、逆転動作の発生を軽減する過投入防止機構や待機電力をゼロワットにする省エネモードを搭載している。その他、特定有害物質の使用を制限する「RoHS指令」に対応するなど環境へ配慮している。しっかりとしたスチール製の筺体で、SOHOや小さな事務所に最適な、置き場所を選ばないコンパクトシュレッダーとなっている。

コクヨファニチャー デザインオフィスnendoと協業した新デザイン家具を開発
 コクヨグループのコクヨファニチャー(大阪府東成区)は、プロダクトデザイナーとして国内外で活躍する佐藤オオキ氏などが所属するデザインオフィスnendo(東京都目黒区)との協業により開発した、モジュール型ハイバックソファ「brackets(ブラケッツ)」を、3月初旬から発売する。
 コクヨファニチャーは企業の研究開発部門従事者を対象に、研究開発部門におけるオフィス環境調査を実施した。その結果、執務に集中するためには「周囲の視線や周囲の音が気にならないことが重要」とあり、さらに打合せコーナーでは「周囲の打合せコーナーからの声が気にならないことが重要」と感じていることがわかった。
 今回発売する「brackets」は、オフィスワーカー同士のオープンな交流や緊密なコミュニケーション等を行うスペースを、周囲からの音や声等を軽減させる効果がある吸音ウレタンを内蔵した高さ1400mmの背パネル付きソファを中心に、テーブル等と組み合わせ、簡単にミーティングスペースが構成できる家具となっている。
 レイアウトプランは、テレビ会議等にも好適なソファを対面に配置したブース型ミーティングレイアウトや密なコミュニケーションを促進するミーティングレイアウト、オープンスペースでの携帯電話使用やタブレット端末操作に好適なパーソナルスペースレイアウト等、多様な働き方を支援するスペース構築ができる。
 バリエーションは、ソファ9タイプ、テーブル5タイプを用意し、それぞれカラーバリエーションは、ソファ布地5パターン、テーブル天板色3色をラインアップしている。同社では同製品の年間売り上げ目標1億円を目指していくという。

オペス ノロウィルス対策の必需品
 平成13年設立のオペス(東京都渋谷区)はLED製品の販売、可視光応答型光触媒製品の開発・製造・販売などを行っている。1月中旬に「光パワーP400」を発売した。
 同製品は、大豆アミノ酸と光触媒を主成分とした安全な抗菌剤で、インフルエンザやノロウィルス、O-157、大腸菌など多種多様な菌に対して、高い抗菌力を発揮する。洗い流さない限り効果が持続するという。
 同製品は直接手に噴霧して使用する他、まな板や、調理器具にも使える。また、トイレの便器、ドアノブや水洗レバー、蛇口ハンドルなど手が触れる場所など使用場所は多岐にわたる。
 代表取締役の山口さゆみ氏は「アルコール消毒剤はノロウイルスには効果がありません。可視光応答型光触媒のウイルス分解除去性能を加えた安心な製品です。塩素系とは違い、手荒れや、衣類、寝具等の漂白や臭いもありません。幼稚園や老人ホーム等不特定多数の方が出入りするビルのエントランスにも、アルコール消毒剤の代替製品としてお奨めします」と話している。現在も抗菌商材・LED照明等環境商材の開発を進めているという同社。今後も新製品を随時発売していくという。




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