不動産トピックス
今週の一冊
2013.02.04 11:44
マイホーム購入のみならず不動産全般がわかる一冊
いい家を手に入れる45の方法
著者:高橋正典・淡河範明・高橋治
出版:エクスナレッジ
発行:平成25年1月25日
価格:1500円(税別)
不動産コンサルタントの高橋正典氏と住宅ローンアドバイザーの淡河範明氏、構造設計一級建築士の高橋治氏という、建物に関わる三つの異なる立場から、「一生の買い物」と言われてきたマイホーム購入の際、いかにして「いい家」を手に入れるかについてのヒントを伝える一冊。
「夢(マイホーム購入)をかなえるための年齢別購入ポイント」や、地震・耐震性についての安全性の確認方法」「資産価値のある家とは何か」「自分に合ったローンはどれなのか」等、実際に購入する場面に直面するであろう多くの疑問点について、3名の住宅のプロフェッショナルがわかりやすく解説してくれる。
住宅購入を検討している人のみならず、「安全な地盤の探し方」や、「形の悪い建物は危険なのか」という項目にも触れており、住宅購入をテーマとして、不動産や建物のさまざまな知識についても、本著を読むことによって得られる。
また、「新築と中古ではどちらがいいのか」という項では、中住宅市場は活性化しているものの、現状日本での中古住宅の取引量は、外国と比較すると圧倒的に新築が多い点に言及。今後の中古市場の動向に注目すべしという主張は多くの不動産業者にとっても本著が伝えたい点のひとつであると感じた。