不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2013.07.01 16:08
アットアロマ 東京・神宮前にアロマのコンセプトストアオープン
アロマオイルやディフューザーの開発・販売等を手掛けるアットアロマ(東京都世田谷区)は6月29日、東京初の直営店舗となるコンセプトストア「@aroma store Jingumae(アットアロマストア神宮前)」を、渋谷区神宮前の明治通り沿いにオープンした。
今回オープンした「アットアロマストア神宮前」は、香り空間を感じながら買い物を楽しむことができる施設で、今年3月にオープンした福岡・天神の店舗に続いて2店舗目の出店となる。店舗内では「アロマオイルブレンダー」を利用したオリジナルオイル制作サービスや、24時間いつでも香り空間を体感できる「アロマシャワー」サービスなど、香りを体感できる体験型サービスを充実させ、より手軽にアロマに親しむことができる。店舗の内容は同社のビジュアルコンセプトであるツートンカラーを意識し、グレーと白を基調としたシンプルなデザインを採用。原宿・表参道エリアに位置していることから、同社では地域に事務所を構えるデザイン関連従事者など感度の高い客層を想定しており、女性客だけではなく男性客も気軽に立ち寄ることのできる内装としている。
店舗奥には好みの香りをブレンドしオリジナルのアロマオイルを制作できる「アロマオイルブレンダー」を設置。オレンジやラベンダーなど15種類のエッセンシャルオイルの中から、好みのオイルをブレンド配合を選択すると、ブレンドされた香りが噴霧され、店内の「アロマブレンドラボ」スペースにてアロマ空間デザイナーがその場でオリジナルオイルをブレンドし、購入することも可能である。
日本電気 蓄電池・太陽光パネル含め統合的なエネルギー管理を実現
日本電気(東京都港区)は、建物の空調・照明・防災等の設備を安全かつ効率的に運用するビルオートメーションシステム「Butics(ビューティクス)」シリーズにおいて、蓄電池や太陽光パネルも含めた建物全体の統合的なエネルギー管理を実現するクラウド対応BEMS「Butics-SX」を、6月26日に販売開始した。出荷は10月を予定している。
昨今、再生可能エネルギーへの関心の高まりやBCP対策などで、蓄電池や太陽光パネルを設置する建物が増加している。「Butics-SX」は、建物内の空調や照明、電源設備の最適な制御に加え、蓄電池や太陽光パネルも含めたエネルギー供給源の管理や消費電力量の見える化、複数ビル群の統合的なエネルギー管理をクラウドサービスで実現する。同製品を用いて蓄電池や太陽光パネルの電力をリアルタイムに管理することで、夜間に蓄電池に貯めた電力を日中使用する際の自動制御などが可能となり、コスト削減につながるほか、蓄積された電力使用量データの分析ツールを標準搭載しており、長期間にわたるフロアや時間帯ごとの電力使用量と無駄の見える化を行い、効率的なエネルギー管理を実現し、消費電力量の削減に貢献する。同社では将来的に蓄積されたデータや気象情報等の環境情報をもとにした電力需要予測や、それに基づく節電ガイダンスの提供、タブレット端末からの設備の制御機能など、さらなるサービスの拡充を図るとしている。
MXエンジニアリング 快適な室内空間を実現する漆喰の塗り壁をより安価に
省エネ・節電に貢献する各種商材を取り扱うMXエンジニアリング(東京都千代田区)。同社では断熱材と反射材を組み合わせ、2つの性質を利用した「CW断熱工法」の提案を行っている。「CW断熱工法」とは、外側に熱さの原因となる輻射熱を反射するアルミ熱線反射材、内側に気密性が高く断熱効果に優れた発泡ウレタンの二重構造によって、従来の断熱工法より更に高い効果を発揮する。直近では天然素材の漆喰を使用した塗り壁材「レアルクリーム」、「レアルウォール」の販売を通じて、住宅やビル等の快適性向上の提案を積極的に行っている。
漆喰には調湿・防カビ・抗菌・消臭・防汚など、快適な空間を実現する様々な機能を有し、「レアルクリーム」は可塑性(固体に外力を加えて変形させ、力を取り去ってももとに戻らない性質)が高いことから、ペンキ塗りのようにローラーで塗布することが可能である。また、「レアルウォール」は主に欧州で多くの施工実績を残しており、最小限の工程で上質な仕上がりを実現する。同社代表取締役の湊洋一氏によれば、一般的に使用されるクロスなどと比較しても安価で塗り壁を室内に施工することができ、建物の付加価値向上にもつながるとのことだ。
「当社では工務店の経営者や現場監督の方々を対象に、塗り壁を施工する際の基礎知識や準備の手順、コストの抑え方などを解説する講座を今月全国4カ所で開催する予定です。快適性の高い漆喰の塗り壁の普及拡大に努めていきたいと考えています」(湊氏)