不動産トピックス
クローズアップ ウォーターサーバー編
2013.08.19 16:02
水の安全性を求め多くの場面で使用され、注目されているウォーターサーバー。オフィス内はもちろん、保育施設や病院内など、幅広い施設で導入されている。また、ウォーターサーバーを扱っている企業も多く、各々差別化を図るため製品開発に取り組んでいる。各社の製品を紹介する。
アクアクララ 求められる水の安全性 各種サービスを徹底
東日本大震災以降、水の安全性について特に関心が寄せられるようになっている。そんな中、水を通じて、生活・環境・健康の創造を目指すアクアクララ(東京都品川区)では、宅配水事業を展開している。
同社では、RO膜でろ過した後、ミネラル成分をバランス良く配合して作り上げる「デザインウォーター」を扱っている。モンドセレクション水部門において優秀品質最高金賞を2年連続受賞するなど味・品質ともに世界で認められている。
また、さらなる安全性を求め同社は、ウォーターサーバーとウォーターボトルのパーツ類に、一般社団法人抗菌製品技術協議会のSIAAマーク、一般社団法人繊維評価技術協議会のSEKマークを取得した。
「SIAAマークは、一般社団法人抗菌製品技術協議会が定める抗菌性や安全性などの基準を満たした製品に対して、抗菌加工製品管理責任者の管理のもとに表示が可能となるマークです。またSEKマークは、一般社団法人繊維評価技術協議会の基準を満たした繊維製品に対し付与されるマークです。SEKのSは清潔、Eは衛生、Kは快適を表しています。ウォーターサーバーは、外気に含まれる塵や埃などの侵入を防ぐためエアフィルターを使用しておりますが、今回は繊維状のエアフィルターを抗菌加工し、SEKマークが付与されました。安心と信頼のシンボルでもあるSIAAマーク、SEKマークを得ることができ、お客様にも安心してご利用いただけると思います」(経営戦略室 主任 黒澤 好伸氏)
家庭内で設置をすることが多いウォーターサーバーではあるが、保育施設や病院など安全性により関心をもっている施設での導入実績が多い。その他美容院や、マッサージ店などのサービス業を行っている企業でも導入する傾向が増えている。
「福利厚生の一環で導入する企業も多いです。温水・冷水を使うことができるので、ランチタイムや来客対応のお茶出しなども活用できます。例え、水不足になったとしても常にボトルが備蓄されているという状態になりますので、防災対策にもなります。テナントサービスの一環で導入するという選択もビルの価値を高めることに繋がるのではと思います」(黒澤氏)
同社では配送スタッフやコールセンタースタッフへのセミナーを定期的に行っている。 「『お客様の気持ちを考える』ということは何より大切だと感じています。お客様と接する機会の多いスタッフに対して、研修を徹底し、今後もよりよいサービスをできるよう努めてまいります」(黒澤氏)
ダイワサービス 宅配天然水サービスを開始
ダイワサービス(大阪市北区)は、災害時の備えとして欠かすことのできない水を日常的に確保する仕組みとして、宅配天然水サービス「EMISUI(えみすい)」の販売を行っている。
東日本大震災を契機に、災害に対しては、自分自身の命や生活は自分自身で守るという「自助の意識」が強まっている。また、首都直下型地震や東南海地震への危機感も高まっており、災害に備えた安全対策が必要となっている。
そんな中同社では「お客さまの安全を守る」ことを使命に、業界初の非常灯自動点灯システム・防災用備品保管スペースを備えたオリジナルウォーターサーバーを、無料でレンタルする宅配天然水サービス「EMISUI」をスタートさせた。
ディノス・セシール インテリアになじむウォーターサーバー
ディノス・セシール(東京都中野区)は、エレトロニクスブランドamadana(アマダナ)と富士山の天然水の宅配事業を展開するCLYTIA(クリティア)のコラボレーションで生まれた、インテリアに美しくなじむ、ウォーターサーバーの販売を行なっている。
このウォーターサーバー(専用置台付き)は、場所を取って目立つという、これまでのウォーターサーバーの一般的なイメージとは一線を画す、洗練されたデザインが魅力となっている。
本体上部に水のボトルを簡単にセットでき、使用後のボトルはつぶしてリサイクル・廃棄可能。約6度前後の冷水、約87度前後の温水を、コックを押すだけで手軽に利用でき、また、温水コックにはチャイルドロック機能が付いている。