不動産トピックス
編集後記
2014.09.01 16:44
オフィスビルの売買市場において抜群の存在感を発揮しているのがJリートと、ここ最近組成が増えている私募リートだ。不動産の金融化が顕著に推移している証拠ではないだろうか。この2つに共通しているのが運用期限が無期限である点だ。強制的に償還を迎えることがないのでリスクが低い。一方、最近取材で耳にするのが「東京のオフィスビルは買えない」という話。投資の適格対象となるビルが東京で枯渇しつつあるそうだ。Jリートや私募ファンドは購入した物件をほぼ売却しない。「市場の流動性が失われる」と危惧する向きもあるそうだ。(佐野)