不動産トピックス
クローズアップ 防災関連編
2015.06.08 13:31
災害があった際、命をつなぐために不可欠なのが「水」。飲料としてはもちろんのこと、生活用水や食品調理などにも使う水は、災害時にこそその有難みが実感される。
サニコン(堺市北区)では災害時はもとより日常生活でも活用できる、非常用浄水機「Pom2.(ポム・ツー)」を販売している。
「Pom2.」の最大の特徴は、海水以外であれば河川の水や雨水からでも飲料水を造水することができる点にある。毎分1・4リットル~1・7リットル、1日最大で2400リットルの造水が可能。1日1人あたり3リットルの水が必要とすると、800人分の水が確保できる。これにより保存水の備蓄が不要となり、保管スペースの確保を必要とせず、また、保存水の購入費用を削減できるというメリットがある。
安全な生活用浄水機として日常生活に活用できるのも得難い魅力といえる。マンションやビル等で各住居者やテナントが共有して使用することで、水道水から簡単にRO水(逆浸透膜フィルターを介して作った純水)を作ることができる。
同社東京事業部長の植村真生氏は「Pom2.は、日常時には生活水用浄水機、災害時には高機能な非常用浄水機として活躍できる製品となっています。メンテナンス面でも誰でも容易にフィルターの交換が出来る設計となっており、またメンテナンス部分も当社が全面的にバックアップする体制をとっております。キャスター式を採用しているので、移動するのも簡単です」と話す。
使用水量の制限や鍵を付けるなどのオプションも用意されている。色・柄の変更など、顧客のニーズ合わせたカスタマイズも可能。植村氏は「更なる普及促進を目指す」と意気込みを示している。