不動産トピックス

今週の一冊

2015.09.21 17:31

相続の参考書で知識を再確認

身近な人が亡くなった後の手続きのすべて
著者:児島明日美、福田真弓、酒井明日子
発行:自由国民社
出版:平成26年12月1日
価格:1400円(税別)

 本書は、誰もが使える「誰かが亡くなった後」に備えるための参考書のような存在だ。さまざまな書店の売り上げベストテンにランクインするなど、数多くある「相続のための参考書」のなかでもひときわ注目を集めている。
 本を紐解くと「相続財産の評価方法の項では」と述べたうえで、土地の評価額の計算方法や小規模宅地等の特例について説明したり、コラムで相続税の物納や延納の際に不動産が活用できることなどに触れたりしている。もちろん基本的な不動産の相続手続きの方法についても項が設けられており、冒頭に「できるだけすみやかに」というマークがしるされている。
 ごく一般的に書かれた本書は、相続について改めて知識の再確認のために活用できる一冊ではないだろうか。




週刊不動産経営編集部  YouTube