不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2016.05.02 16:28

■東京ビルヂング協会(東京都千代田区)は先月26日、千代田区丸の内の「東京工業倶楽部会館」2階の大会堂にて、第47回定時総会を開催した。
 同協会会長を務める三菱地所(東京都千代田区)相談役の高木茂氏は挨拶に立ち「東京を基盤とする東京ビルヂング協会として、会員の創意工夫とエネルギーを結集し、東京の再生と都市機能の再構築、より豊かな都市づくりを進めて参ります」と、今後の方針を述べた。このほか、平成27年度の事業報告や平成28年度の事業計画などについての発表が行われた。
 定時総会の後には懇親会が開かれ、東京都心にビルを保有するオーナーを中心とした会員企業が懇親を深め合い、貸ビルマーケットの将来性などについて情報交換を行った。


■不動産仲介業界に新たな風が吹きつつある。
 「住宅産業における『情報の非対称性』を解消する」と話すのはアルティメット総研(東京都新宿区)代表取締役社長の大友健右氏。
 アルティメット総研は「ウチコミ!」という入居希望者と賃貸オーナーが不動産会社を介せずに「直接であえる」デジタルプラットフォームを運営している。直接コミュニケーションがとることで、余分な費用負担なく、スムーズに賃貸契約を交わすことが可能。同サイトに登録しているオーナーは約2300名を数える。物件数としては7000を超えている。現在でも日々、登録数は増加中。新しい賃貸サイトによって住宅産業における新たな価値を創出していく。

■ホテル市場が活況を呈している。リノベーション物件の企画・ホテル運営等を手掛けるUDS(東京都渋谷区)は、7月に「ホテルアンテルーム京都」をリニューアルオープンする。これまで学生寮として使用していた棟を客室へと一新し、新たに67室増室するという。
 観光旅行者数が毎年増加し続けている京都では、今後も外国人旅行者を中心とした旅行者の増加が予想されている。こうした状況を踏まえ、客室を増室することで多くの方が宿泊できる環境を整えると共に、既存の「アート&カルチャー」というテーマに、日本や京都の自然の心地よさを演出する「和」の要素を付加することで、進化と普遍的な和の心地よさが融合する、新感覚のホテルを目指す。

■武蔵屋画廊は陶芸家の作品を扱った画廊展を行っている。
 小田急線・京王井の頭線「下北沢」駅から徒歩3分に立地する「武蔵屋画廊」は、以前呉服屋であった。しかし現在はレンタルギャラリーを行っており、地元の写真家・浅井愼平氏と息子で陶芸家の浅井竜介氏の作品を扱った画廊展を実施している。画廊展は陶芸家の浅井竜介氏の作品を中心に展示しており、下北沢エリアでは希少な画廊展。また「武蔵屋画廊」はレンタルギャラリーとしても貸し出しており、落ち着いた雰囲気を表現していることが特長。空調や音響も完備されているため、快適に利用できる。




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