不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2016.05.30 11:52

■大建工業(大阪市北区)は26日、セブン&アイ・ホールディングスグループが森林整備活動の一環として進めている「セブンの森」から産出されたスギ間伐材を活用した床材を開発し、大型ショッピングモール「セブンパーク アリオ柏」のキッズスペースに納入した。
 今回採用された床材は表面化粧単板に独自のWPC加工処理(木材組織の空隙にプラスチックを注入・硬化させる処理)を施し、合板基材と合わせることでハイヒールや傘などによる凹み傷や水濡れ、泥汚れ等に対する強さを実現した土足用の床材である。WPC加工技術を活用すれば材質がやわらかく、一般的に土足用床材には適さないと考えられている国産スギ材も様々な公共商業物件に導入できる。

■三菱地所レジデンス(東京都千代田区)は23日、資産形成用のコンパクトマンション事業を開始したと発表した。ワンルームや1LDKを中心としたマンションの1戸単位から分譲し、マンションへの投資・運用を積極的に促す一方、自己居住やセカンドハウスの所有を希望する投資家の購入も見込んでいる。
 都内近郊で複数物件の用地を取得しており、年間200戸~300戸程度を供給していく予定。第一弾は千代田区と品川区で分譲予定で、6月初旬より会員を募集するという。

■国土交通省、建築研究所は23日、熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会を開催すると発表した。建築構造の専門家、建築設計・審査の実務者を委員とし、国土技術政策総合研究所、建築研究所、日本建築学会等が実施している建築物被害調査内容について、整理し、専門的・実務的知見を生かして建築物被害の原因分析を行うことを目的とする。
 国土交通省は委員会の分析結果をとりまとめ、建築基準法のあり方を含めて耐震性の確保・向上方策について検討を行うという。




週刊不動産経営編集部  YouTube