不動産トピックス
ビル業界ミニトピックス
2016.08.29 10:37
■野村不動産(東京都新宿区)はJR中央線「阿佐ヶ谷」駅徒歩13分・丸ノ内線「南阿佐ヶ谷」駅徒歩5分の場所に「プラウドシティ阿佐ヶ谷」を竣工させた。
同プロジェクトは昭和33年に建設された旧阿佐ヶ谷住宅の建て替えにより誕生。旧阿佐ヶ谷住宅は平成7年に再開発委員会が発足し建て替えの検討が進められ、平成21年に「成田東4丁目地区」地区計画の都市計画が決定された。竣工当時は区分所有法制定前であり、現在の様な土地の権利形態が明確に整理されておらず複雑に入り組んでいたため「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」の適用が難しく、権利者全員の合意による等価交換方式を採用している。
野村不動産は平成15年に従前の事業者を引き継ぐ形で参画し、他事業協力者と共に、約150名の権利者の合意形成を行い、竣工を迎えた。
住宅事業本部マンション立替推進部長の岩田晋氏は「プラウドシリーズは同じテイストのものがありません。今回の『プラウドシティ阿佐ヶ谷』は駅から近く、緑が豊かな住宅地というのが特徴です」と語った。
■東急コミュニティー(東京都世田谷区)は、新電力事業者のエネット(東京都港区)と提携。マンション共用部分を対象にした電力小売りサービスを今月15日より開始した。
このサービスは東急コミュニティーが管理受託するマンション限定で、エネットが供給する電気を東急コミュニティーが取次事業者としてマンション共用部分を対象に販売するスキームで、電気を安価に提供することができるというもの。提携するエネットは全国で展開しており、東急コミュニティーが管理受託する全エリアの管理組合に対し提案が可能である。管理組合にとっては、コスト削減による組合収支の改善が図れるとともに、新電力最大手のエネットが供給することで、安定した電気供給を受けることができる。
■不動産流通大手の三井不動産リアルティ(東京都千代田区)は9月1日、既存住宅流通事業の拡大戦略の一環として、売買仲介店舗「六本木リアルプランセンター」、「三井のリハウス武蔵小山センター」、「三井のリハウス市が尾センター」、「三井のリハウス札幌円山センター」、「三井のリハウス仙台駅東口センター」の5施設を開設する。今回の出店により三井不動産リアルティグループは279店舗となる。
開設する5センターはいずれも再開発などにより今後市場の拡大が見込まれるエリア、もしくは駅周辺を中心に優良なマーケットが広がっているエリアであり、これにより同社はより一層地域に密着したサービス提供を行い、顧客の利便性向上を図るとしている。