不動産トピックス

第18回不動産ソリューションフェア注目の出展企業・セミナー紹介

2016.09.05 17:11

 今年の会期は10月18日(火)、19日(水)。「不動産の変革と進化 ~ダイバーシティとグローバリゼーション~」をテーマに、ビル業界の最新トレンドを網羅したセミナー講演、出展企業の展示ブースが勢揃いする。

セミナー・フローク・アドバイザリー 交渉相手を納得させる賃料増額ノウハウ、教えます
 弊紙コラム「ビル価値を上げる 不動産評価の極意」でお馴染みの成田隆一氏。不動産鑑定を基にした不動産・金融サポートの専門家集団であるフローク・アドバイザリー(東京都港区)の代表として活躍する同氏のセミナーが、今年の不動産ソリューションフェアでも行われる。
 今回のテーマは「今なら間に合う 不動産鑑定士が語る 賃料増額のための賃料改定実践基礎知識」。貸ビル経営を取り巻く環境は、リーマン・ショック以降の不況を脱し大規模ビルを中心に改善傾向を維持している。この波に乗って入居テナントの契約更新時、又は新規テナントの募集時における賃料のベースアップを検討しているビルオーナーは多いはず。しかしながら貸ビルに入居するテナント企業の懐事情は業種や規模によって大きく異なる。全体的な状況が上向いているとはいえ、所有ビルの入居テナントが賃料増額を受け入れてくれるとは限らない。
 不動産鑑定士として活躍する成田氏は周辺相場や地価動向、物件の資産価値など、様々な要素から適正な賃料をアドバイス。交渉相手を納得させるための準備に必要なこととは何かを知る第一歩として、このセミナーに参加して体験して頂きたい。


セミナー・日本不動産研究所 マイナス金利の影響と「改革シナリオ」による市況予測を解説
 「東京・大阪・名古屋のオフィス市況と今後の見通し」をテーマに掲げる、日本不動産研究所(東京都港区)の手島健治氏によるセミナーは不動産ソリューションフェアの人気講演として定着。大手仲介会社・三鬼商事(東京都中央区)と共同で貸ビルマーケットについて定期的・継続的な調査を行っており、計量的アプローチによって将来のオフィス市況の動向を毎年春・秋に公表しているが、今回のセミナーも同調査結果をもとにオフィス市況の行方について解説。加えて、同研究所が実施した不動産投資家への特別アンケートを踏まえて不動産投資に対する「マイナス金利」の影響について言及する。
 今回のセミナーでは「標準シナリオ」と「改革シナリオ」の2パターンについて市況動向を分析しているのが特長だ。手島氏によると「少子高齢化によって経済の成長力が弱まり、不動産に対する需要が先細りしていく可能性が高い。しかし政府を挙げて今後の成長を目指し、様々な取り組みがなされている。今回は日本経済研究センターが発表した改革シナリオを採用した場合のオフィス市況も併せて紹介したい」とのこと。標準シナリオと改革シナリオを比較すれば、日本経済が向かう方向性が見えてくるはずだ。


SFビルサポート オフィス・店舗の事業用賃貸保証システム 入居審査から退去まで一括でサポート
 オフィス・店舗等の事業用賃貸保証に特化したSFビルサポート(東京都中央区)が、今年もビルオーナーのニーズに応えるべく出展する。
 出展内容は「オフィス・店舗の事業用賃貸保証システムの紹介」や「ビル経営における賃貸保証システムの活用方法」などを予定する。同社の賃貸保証システムは、万一の賃料滞納発生時におけるビルオーナーの金銭的・業務的・精神的負担を軽減でき、ビルの稼働率アップに貢献すると利用者から好評を得ている。また、明け渡しまでの賃料・共益費はもちろんのこと、原状回復工事費用や水道光熱費、強制執行まで至った場合でも最後まで保証する。また督促状の発送や建物明け渡し請求訴訟といった煩わしい業務の対応も可能である。そのような事業用賃貸保証システムについて、今回のフェアでは聞くことができる。
 また活用事例の紹介や個別相談も実施予定。手厚い保証内容ときめ細やかな対応で入居審査から退去まで一括でサポートできる同社の賃貸保証システムについて、少しでも興味を持たれたら同社ブースに気軽に立ち寄っていただきたい。




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