不動産トピックス
クローズアップ エクステリア編
2017.01.23 12:01
来訪者がまず目を向けるのはビルの外観部分。外観を整えることでリーシングはもちろん、ビルの存在感を示す上で重要だろう。今回は外観に彩りを持たせるエクステリア商材を紹介する。
三協立山 太陽電池一体型目隠しルーバー
三協立山(富山県高岡市)は、アルミ形状ルーバーに太陽電池モジュールを組み込んだ「太陽電池一体型目隠しルーバー」たて型の「210タイプ」を販売している。目隠しルーバーの意匠性に太陽光発電機能を付加した環境対応型商品で既存建物にも取り付けることが可能。
外からの視界を遮ったり空調設備など屋外設置の目隠しとして設置する目隠しルーバーに太陽光パネルを一体化することで発電をしながら屋外の外観をスッキリと見せることができる。
特長としては屋上や階段室など平面的な場所はもちろん、曲面的な部位など、多様な敷地形状に対応している。
また、太陽電池パネルの角度が90度であるためゴミが溜まりにくく、除雪地域にも適している。標準設置角度30度と比較しても平均約65%の発電量を確保している。
伊藤電工 ソーラーパネルを搭載したランタン形状のガーデンライト
エクステリアを中心に様々な照明を販売する伊藤電工(長野県駒ヶ根市)はソーラーパネルを搭載したランタン形状のソーラーガーデンライト「SS―3900」を販売する。東京支店の木藤玲子氏は「当製品は誰でも簡単に設置できるDIYガーデンライトです。外観を損なうことがなく、大きめなサイズなので存在感を出しエクステリアに彩りを添えます。点灯するとキャンドルのように灯り、またガラスの気泡により明かりが反射するので幻想的な雰囲気を演出します」と話す。
充電は天面にあるソーラーパネルで行うので電源は不要。また、メンテナンスの必要もほとんどない。材質はガラスとプラスチック。
「ビルの外部照明としての活用はもちろんですが、商業物件や公園、住宅にも使える汎用性の高い製品だと自負しています。使い勝手の良い雰囲気のある照明器具です」と話す。
ミヅシマ工業 座板の高さを段階調整可能 天然木を再現した3人掛けベンチ
建物内外の美装品を製造・販売するミヅシマ工業(京都市中京区)は3人掛けベンチ「ステップベンチ」を販売している。
ステップベンチの最大の特長は目的に合わせて座板の高さを6段階に個別に設定することが可能。子どもから大人まで目的や環境に応じて設置することができる。
東京営業所長の高野山知正氏は「使用環境に合わせた6段階の高さ変更だけでなく増設セットを繋げることで4人掛け以上のベンチにすることができます。また、どの座高でも手すりによりスムーズに座ることができるだけでなく、仕切りとして寝ころび防止の効果もあります」と話す。
座板部分には天然木の質感を再現した再生樹脂を使用しており、長期運用しても劣化が少ない。加えて再生材を使用していることもあり環境への配慮もなされており「グリーン購入法適合品」にもなっている。
ビルの外構や商業施設、学校など多くの場所に使える製品といえる。
泉 優れた耐久性を持つテント・オーニング生地
多品種のテント・オーニング生地の販売を行っている泉(大阪市北区)は店舗に使える壁付けのテント・オーニング生地の「ソルテリア」を提供している。「ソルテリア」はスタイリッシュな雰囲気を備えたキャンバスファブリック。太陽の光(Soleil)をやさしく取り入れることができ再生ポリエステル繊維(原着タイプ)を採用することによって優れた耐候性を保持している。寸法安定性も良く樹脂コーティングを施すことで耐水性にも配慮。色褪せしにくい素材となっている。質感もコットンライクであり、非常に手触りの良い製品となっている。
また、ミシン縫製、あるいはウェルダー加工が可能であるため、顧客の要望に応えるデザインを提供するのも特徴といえる。
カラーは全部で12色。撥水加工が施されているため、場所を問わずに希望のカラーを選択が可能。耐久年数は約4年。ベースとなる寸法は幅120cm、長さ50m前後、厚さ0.5mmとなっている。