不動産トピックス
ビル業界ミニトピックス
2017.01.30 17:32
■民泊情報サイト「TOMARUYO」を運営するトーキョーサンマルナナ(東京都世田谷区)が主催した新年会が1月20日、「渋谷」駅近くのパーティスペースで開催。大手民泊運営代行会社の社長なども参加するなかで名刺交換や情報交換が行われた。最後には代表取締役の八坂太洋氏が挨拶。「今年も民泊EXPOを開催していきます」と高らかに宣言。「是非、今年も出展していただきたい」と営業トークを繰り広げると周りから笑い声も漏れたが、最後は「民泊業界を一層盛り上げていきましょう」と締め参加者より万雷の拍手が送られた。
■新横浜にてマンション分譲や戸建住宅分譲、賃貸ビルなどの不動産事業を行っているイチショーが保有している「I`sビル」では入口のエントランスでアロマを利用している。
市澤匡志取締役によると「雰囲気づくりの一環として行っています。現在は柑橘系の香りですが、季節によって変化をつけています。入居テナントからも『良い香りがしますね』と評判も上々です」と話す。
昨年にビルのリニューアルを行い、ブランド化に注力している市澤氏。「落ち着いた環境やデザイン性の高さを強みとしていこうと考えています」と語った。
■一般の住宅を宿泊目的で利用する民泊が、杉並区・高円寺エリアでも徐々に広がりを見せている。繁華街・新宿からJR中央線快速電車で2駅7分という利便性が魅力の高円寺。この街を基盤に不動産経営を手掛ける実業図書の鍬谷次郎氏は、珍しい体験をしたという。
「当社の事務所の数軒隣のマンションの前で、大きな旅行カバンを持った外国人旅行客の方に話しかけられました」
鍬谷氏によれば、外国人旅行客は民泊を申し込んだがマンションの住所が正確に把握できておらず、しかもキーボックスの所在も分からず、途方に暮れていたという。そこへ鍬谷氏が通りかかり、外国人観光客は鍬谷氏を民泊ホストと勘違いしたのだとか。
「外が暗くなってきていましたし、折角旅行に来て悲しい思いをさせるのは可哀想だと思ったので、懐中電灯を片手にカギの捜索を小一時間手伝いました。初めて利用する方にはせめて現地まで案内するくらいのサービスを提供しても良いのではないでしょうか」
■杉並法務・税務オフィス(東京都杉並区)に在席する税理士の佐々木祐太氏は、大学卒業後に都内の監査法人に入所。経験を積んだ後、平成26年に現在の事務所に転籍した。仕事を通じて趣味になったというのが街歩き。クライアントとの打ち合わせで渋谷区や新宿区、世田谷区を訪れる機会が多いという佐々木氏。後日、休日を利用して街をじっくり歩き、気に入った飲食店を探すのがいつしか趣味になっていた。
「特に、地元の人が集まるような古めかしい喫茶店を見つけると、必ずのぞいてみるようにしています。小田急線・京王線・東急東横線の主だった駅は既に訪れているので、今年はまだあまり魅力が知られていない街の開拓に取り組みたいですね」(佐々木氏)