不動産トピックス
ビル業界ミニトピックス
2017.02.20 16:59
■住友林業(東京都千代田区)のグループ会社、住友林業ホームエンジニアリング(東京都新宿区)の技能職社員が静岡県で開催された「第29回技能グランプリ」において建築大工職部門の銅賞を受賞した。
技能グランプリは熟練技能者が日本一を競う大会で、出場選手は当該職種で特級、1級及び単一等級の技能検定に合格した技能士。技能五輪全国大会が青年技能者(原則23歳以下)を対象にした競技会であるのに対し、同大会は年齢制限がない全国規模の大会として隔年で実施。厚生労働省及び中央職業能力開発協会、社団法人全国技能士会連合会の共催で大会の優勝者には内閣総理大臣賞、厚生労働省などが贈られる。
第29回大会は今月10日~13日の4日間で静岡県の各会場で開催され、約500名の参加者が30職種でその技を競った。
受賞者の樋口徹氏は「技能グランプリはわずかな精度の差で勝敗が左右される大会でした。これからは今回の経験を生かし、現場で更なる高品質な『住友林業の家』造りに取り組み、これからを担う若手大工の育成に力を注いでいきます」と述べた。
■石川県金沢市の国道157号と野田専光寺線が交差する野町広小路に立地する「安藤芳園堂ビル」は、現在老朽化と道路の拡幅工事に伴い新築工事を実施している。
今回新たに竣工する建物はS造3階建てのオフィス・店舗兼用ビルで、1階と2階は店舗、3階はオフィスフロアと計画している。完成は今年3月末を予定。
■日本広告物施工管理協会(東京都千代田区)は16日、看板業者向けに「広告物点検業務の営業手法」をテーマにしたセミナーを実施した。平成27年2月に札幌市で発生した屋外看板の落下事故を受け、同協会が認定する「広告物点検技士資格者」がビルオーナーに対して、いかに看板点検の重要性を説明するか、広告物点検業務の必要性を法的根拠のもとに解説した。
協会の監事を務める鈴木智久氏は「建物の資産価値減価を招く要因のひとつとして、看板や外壁の落下事故による人身事故が挙げられる。これらの事故を未然に防ぐ義務がビルオーナーや管理者には求められる。事故が発生した場合、保険に加入しているからと安易に考えるビルオーナーは非常に多くいますが、保険で賄われるのはごく一部の補償に過ぎない。賠償金(民法709条)と業務上過失致死傷罪の罰金(刑法211条)は現金による支払いが求められ、積立金や保険による補償金ではとても賄い切れる額ではない」と指摘する。安全配慮ビルオーナーは定期的に点検することで、事故が発生した場合の管理者との費用負担割合や責任の所在が軽減されることに繋がる。屋外看板の適法状況を維持することの重要性を講習会で発信した。
■不動産の売買・賃貸・仲介を行うリライフ(東京都世田谷区)。代表の内田朝代氏は、NPO法人若者の自立支援すみれブーケの理事長としても活躍している。内田氏は地元・上北沢で地域のボランティア活動に以前から参画し、地域の児童養護施設との親交も深かったという。ある時、内田氏が運営するシェアハウスに児童養護施設を退所した若者が入居。それがきっかけとなり、内田氏は施設を退所した若者たちの「居場所」を作ろうと、NPO法人を設立。様々な事情で頼る相手がいない若者の拠り所を設け、自立支援を行う活動を展開している。
シェアハウスでは、社会人と住むことの意味を重視し、社会人やコーディネーターに相談することができ、知りたいことを教えてもらえる環境、失敗しても戻ることができる実家のような居場所を目指している。若者たちの「居場所」づくりを、内田氏は今後も積極的に行っていく考えだ。
■銀座に立地する船をモチーフにしたコワーキングカフェ「the SNACK」では、H2Hが開発したスマートフォン用アプリ「timewallet(タイムウォレット)」を導入しており、時間をポイント「min」として貯めて利用できる。休日にセミナーや勉強会、交流パーティーを開催しており、その利用時間もポイントに加算される。
その貯めたポイントを周辺の店舗使用できる。使用可能な店舗は、カレー屋や飲食店を含め約4店舗。現在も数店舗とH2Hが交渉しており、今後も周辺で増加する見込みである。
「the SNACK」副艦長の難波浩二氏は「当社の系列会社にライブハウスを運営する会社があり、そこでも貯めたポイントをお得なサービスと引き替えに利用できます。コワーキングカフェの利用者の中には周辺店舗で使用せず、ライブハウスで使う人も居る程です」と語る。
■日本カーペットタイルリセット協会(東京都江東区)は10日、カーペットリセット施工についての説明会の臨時追加講習会を開催した。
同協会は先月24日にも同様の講習会を開催したが、会場のキャパ以上の受講希望者が集まったため参加できなかった人も少なくなくかった。そのため、今回の臨時追加講習会の開催に至った。
臨時追加講習会には前回の100名弱にも劣らない約80名もの人が参加。カーペットリセット施工についての講演に加え、実際に汚れたカーペットを洗浄する実演も行われ大盛況のうちに終了した。
日本カーペットタイルリセット協会の会長である畠山文明氏は「最終的に貼り替えるかどうかを決断する前に、それ以外の選択肢としてカーペットリセット施工という選択肢を知っておいてもらいたい」と語った。
■石川県金沢市に立地する「オリンピアビル1.」に隣接するかたちで立体駐車場が建っている。テナント用に所有しており、稼働状況はよい良いが、竣工から大分年数が経過しているため痛んでいる部分が多い。
今後は痛んだ部分を改修するか、解体して違う施設・設備を備えるか検討中だ。