不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2017.08.14 12:23

■今年もさいたま市大宮区では8月1日に「大宮氷川神社例大祭」、2日に「中山道まつり」が開催された。両方とも「大宮」駅東口方面での祭りで商店街内をお神輿を担ぐ姿が見られた。初日はあいにくの雨模様だったが多くの人が参加。お神輿を地元の若者たちが担いでいる姿が印象的だった。
 この祭りに毎年参加している「飯田ビル」を保有する飯田(さいたま市大宮区)の飯田雄司氏は1日目は拡声器のスピーカーを担いで祭りの賑わいを後押し。
 飯田氏は「1日目はあいにくの雨で大変でしたが2日目は晴れて良かったです。雨のおかげか例年よりも気温が低かったので過ごしやすくて良かったです」と笑って話してくれた。 

■東京電力エナジーパートナー(東京都港区)は「家が、家族になる」をコンセプトにし家族の絆と安心を深め快適な居住空間を提供する「TEPCOスマートホーム」の検討をすすめていたが今月7日、その第1弾としてソニーモバイルコミュニケーションズ(東京都品川区)と提携し商品化した「おうちの安心プラン」と東京電力エナジーパートナーが単独で企画する「遠くても安心プラン」のサービスを開始すると発表した。
 「おうちの安心プラン」はスマートフォンのアプリを利用することで家族の帰宅状況や留守中の自宅の状況を外出先からも確認することができ、子ども1人での留守番をする家庭でも安心して見守ることができるプランとなっている。
 「遠くて安心プラン」は離れて住む家族がいつどのような家電を使用したかを知らせ日々の暮らしを確認することができるプランとなっている。
 会見で東京電力エナジーパートナー代表取締役社長の川崎敏寛氏は「今回の提携により顧客に新しい価値を提供することができるとともに新たなインフラ事業者になれると考えています。今後もソニーモバイルコミュニケーションズとの提携を深めていきたいと思います」と話した。
 また、ソニーモバイルコミュニケーションズ代表取締役社長の十時裕樹氏は「IoT事業を拡大するにあたり都内に大きな顧客基盤を持つ東京電力エナジーパートナーと提携することによって顧客ニーズに応えることができると思います。顧客を理解し、フォーカスすることで今後も快適、楽しさを加えてスマートホームのサービスを加速していきたいです」と語った。

■小田急線・京王井の頭線「下北沢」駅から徒歩4分に立地する複合ビル「クリスタルベスルビル」3階にパーティスペース「シモキタテラス」がある。
 「シモキタテラス」では以前、訪日観光客向けに着物の着付け教室を実施したことがある。参加者はおよそ40名で、全員が着物を初めて着る。貴重な体験ということで、参加者からは好評の取り組みであった。その着物の着付け教室を近々、地元の呉服屋が「シモキタテラス」で開催する予定でいる。
 それについて同ビルを所有するヒロセ企画(東京都新宿区)代表取締役の廣せ(「せ」は瀬の旧字体。一番右のつくりが刀に貝)喜一郎氏は「『シモキタテラス』には畳を敷いた和室スペースがあります。この和室が使用できるパーティスペースは、都内にでも意外と少ないと感じます。理由は都内の様々な地域から予約する人がおり、『畳が使用でき、かつパーティもできる場所を探していた』と語る人が少なくないからです。そのようなニーズも有りながら、訪日観光客向けに催し物を行うことは当スペースの宣伝にもなります。当社としては訪日観光客からの認知度向上に期待しています」と語った。

■宅配ボックスメーカーのナスタ(東京都中央区)は、今年の秋と冬に新商品の発売を予定している。
 ナスタは5月に戸建て住居向けの宅配ボックスを販売開始した。着々と設置・導入物件を増やすなか、この好調な勢いに乗って更なる飛躍を目指すため、新たな商品を販売する。
 広報部の平山浩哉氏は「多様な物件の設置に対応するためには、商品やデザインのラインナップの拡充を行う必要があります。商品の拡充が進めば、宅配ボックスの設置を検討する人が色々商品を選びながら楽しく設置ができるからです。家電製品のように手軽に選び、設置できる環境の構築を目指します」と語る。

■多くの観光客でにぎわう湘南・江ノ島をはじめ、多くの観光資源を有している神奈川県藤沢市。2020年東京オリンピックではセーリングの競技会場に選定されるなど、相模湾に面することからマリンスポーツが盛んなイメージが連想されるが、「湘南台」駅周辺の市北部エリアは肥沃な土地で栽培される作物が有名である。
 藤沢市で生まれた作物も数多く、「藤稔(ふじみのり)」は1985年に品種登録された藤沢産のブドウだ。巨峰よりも糖度が高いとされ、栽培のしやすさなどから、消費者だけではなく生産者からも人気が高く、現在では日本各地で「藤稔」が栽培されているそうだ。この他にも、トマト・キュウリ・キャベツと、県内有数の生産量を誇る野菜・果物は多く、一部は湘南ブランドとして人気を博している。
 藤沢商工会議所(神奈川県藤沢市)の大嶋洋一事務局次長は「藤沢は『住みたい街ランキング』などのアンケート調査で上位に入るほど魅力あふれる街です。昨年1年間の観光客数も1800万人以上と過去最高を記録し、人口が減少傾向にある県内でも、将来的な街の発展性は随一ではないかと思います」と話している。




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