不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2017.11.20 16:58

■貸会議室マッチングサイトを運営するスペイシー(東京都中央区)がワークスペースのシェアサービスを開始した。代表取締役社長の内田圭祐氏は「ライバルとなるのはカフェ」との認識だ。今や街中にあるカフェは電源・Wi―Fiを備える立派な「仕事場」として機能しているが、同社は飲食店や会議室の空き時間を座席単位でワークスペースとして貸し出すことで物件オーナーの収益性を高めることを目指している。
 カフェと対峙するにあたり、同社でもこだわりのコーヒーを用意した。米国LAのセレブご用達のサードウェーブコーヒー「ヴァーブコーヒー」のインスタントを提供する。内田氏いわく「某カフェチェーンよりも美味しい」とのこと。記者も一口、納得の味。

■先月29日に東京都心で「木枯らし1号」が吹き、冬の足音が聞こえてきた。クリスマス、お正月、バレンタインと何かと「おいしい」季節で財布の紐も緩む。間違っても、乾燥シーズンだけに火災を起こして「財布も紐も燃えた」ということは避けたい。
 新日比谷ビル(東京都千代田区)が所有する「新南大井ビル」では14日、ビル管理者やテナント関係者などが集まっての防火訓練が行われた。多くのテナント従業員やビル関係者などが集まるなかで、多様な訓練が行われた。訓練のひとつである「消火訓練」では実際に消火器を使用し、噴射までの手順など正しい方法を身につける機会となったが、参加者たちは普段使用することのない消火器に楽しさも感じていたようだった。 

■下北沢で画廊を営むは武蔵屋画廊(東京都世田谷区)代表の関田寛氏は、若年層と年配層の双方をターゲットにした展開を模索している。  同画廊は最寄りの「下北沢」駅から徒歩4分に位置し「大人の雰囲気」を表現した室内デザイン」から、利用したいという問い合わせが頻繁に寄せられる。利用者は世田谷区内だけでなく周辺地区から訪れる人もおり、また美術展や個展だけでなく会議室やパーティー会場といった多目的空間としても利用可能である。しかし店内のデザイン・雰囲気やこれまでの画廊利用者のイメージが染みついた結果、若年層が利用しない画廊として定着。今後の新規利用者確保を意識すると、現状を何としても打開したい想いだ。
 関田氏は「商店街のイベントにできる限り参加することで街の活性化おいては画廊の宣伝に繋がり、新規利用者の獲得にも成ります。特に下北沢はいまだに若年層から人気の街で、イベントを通して認知されることも多いです。そのような機会を逃さずに、若年層からも好かれる画廊にしたい」と語った。

■今月25日、JR「池袋」駅西口から徒歩2分に立地する「東京芸術劇場」で日本スコットランド交流協会(東京都新宿区)主催の「SCOTLAND DAY in TOKYO 2017」が開催される。
 同イベントはスコットランドの食、文化、風土、歴史、観光などを知って満喫できる交流イベント。今回で2回目の開催となり、今年は前回以上に見応えのある企画をふんだんに盛り込んだ。スコットランドの雰囲気や風土が伝わる映画上映会やハイランドバグパイプの演奏、ケイリーダンス、また自国への日本人留学生誘致を目的とした留学フェアも開催する。
 交流イベントの後援団体でもありイベント運営にも協力するとしまNPO推進協議会(東京都豊島区)代表理事で「メトロポリタンプラザビル」を区分で所有する常盤興業常務取締役の柳田好史氏は「前回実施した時はご当地料理を振る舞うブースが非常に人気で、常に人が絶えない盛況ぶりでした。意外と日本人の舌にも合い、料理が少しも残らずに片づけられた記憶が御座います。普段、あまり意識することのないスコットランドについて、興味・関心を抱くキッカケとなるイベントと思いますので、多くの人に足を運んで堪能してもらいたい」と語った。

■金沢市博労町に「岡田レンタルビル」を所有する北陸電装(石川県金沢市)。同社代表取締役の岡田庸嗣氏は北陸新幹線の開通と共に観光客が増加したことに驚き、またそれに合わせてビルの外観もリニューアルした。
 同社が所有する「岡田レンタルビル」は昭和50年代に建てられたオフィスビルで、市内の主な観光名所にも近い場所に立地する。そのため、築年数の経過やビルの老朽化を定期的に実施する改修・リニューアルで改善し見栄えを良くしないと、観光客から見た金沢のイメージや良さを損なうのではという気持ちが強い。昨今では、そのような意識も含めてビルの外壁やエレベーターのリニューアルを実施し、「見栄え」を良くしたとのこと。
 岡田氏は「所有する『岡田レンタルビル』は築年数が大分経過しているため、選択肢として建て替えも必要と感じていました。しかし、周辺に入居テナントのニーズに応えることができるオフィスが少なく、また通勤や営業用に使用する車の駐車場も新たに探さなければいけないほど周辺に駐車スペースがないため、テナントのことも考えて行っていません。が、それは自社だけを考えた選択肢で、ビルの外観を良くすれば『金沢』の街のイメージ向上にも繋がるのかなと考えます」と語る。
 とはいえ、そのようなことを考えることがおこがましいと思う岡田氏。金沢を訪れる観光客から、「お洒落なビル」として認知されたい気持ちもあり、複雑な心境だ。

■ドア・シャッターをはじめとする建材大手メーカーでの三和ホールディングス(東京都新宿区)は、今年も人気女優、マリリン・モンローのカレンダーを制作。A1版(594×841mm)でモノクロ基調の1枚もののカレンダーを抽選で100名にプレゼントする。1979年以来、継続してマリリン・モンローカレンダーを制作し続け、今回で作目。1954年1月1日、彼女が28歳当時のプライベートスナップを使用した。同社広報・IR部によると「毎回使用する写真は異なり、担当部署で喧々諤々の議論が繰り広げられています」とのこと。 応募方法は、はがきに住所、氏名、年齢、電話番号を記入のうえ「〒163―0478 東京都新宿区西新宿2―1―1 三和ホールディングスカレンダー係」まで。締め切りは12月1日到着分まで有効。

■水道水には殺菌・消毒を目的に塩素が含まれている。しかし、住む場所によって塩素濃度が若干異なることはあまり知られていない。浄水器・活水器メーカーのシューコーポレーション(東京都狛江市)で代表を務める惣川修氏は「一般的に、浄水場から離れるにつれて徐々に塩素濃度が薄くなります」と話す。人体に影響は生じないが、少しでも美味しい水道水を飲みたいと考えるなら、なるべく浄水場から離れた地域で住宅を探してみてはいかがだろう。




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