不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2018.04.02 14:02

■今月16日に開業した、野村不動産(東京都新宿区)が手掛ける飲食に特化した都市型商業施設「GEMS茅場町」。その2階に移転した、とんかつ・豚料理を扱う「天山(てんざん)」が同日にリニューアルオープンした。
 「天山」は、甲府で50年続く天野精肉店が元のとんかつ屋。地元・山梨県産のブランド豚「甲州富士桜ポーク」のとんかつをはじめ、甲州牛や馬刺し、地酒といった山梨県産の食材にこだわり、東京では中央区新川で約10年営業してきた。昼時には行列ができる店舗として知られており、その新川から「GEMS茅場町」に移転。新たにとんかつやしゃぶしゃぶなどのコース料理、またランチメニューも充実させてのリニューアルオープンと成っている。
 店長の天野雅史氏は「今回はとんかつに限らず、豚料理に合う様々な種類のワインをご用意致しました。特に地元・山梨県の勝沼産のワインを取り揃えましたので、ご来店の際は豚料理と御一緒に是非堪能して欲しいです。とても気に入って頂けると思います」とのこと。また今月いっぱいを対象にした春色メニューには、「桜のユッケ」も用意する。終業後やランチに利用しては如何か。


■東京都23区内のとある8階建ての中規模ビルオーナーは現在テナント募集中。半年以上空室であるが、入居希望を断ったケースもあるという。
 NGテナントはどんな業種か聞いてみたところ、なんと答えは「歯科医院」という。「入居中の他のテナントさんであの匂いを嫌う方も多くて…」と苦笑いの某オーナー。確かに独特の匂いではあるがお断りの理由になるほどだったのか。まだまだビル業界について勉強不足を実感した記者であった。

■上野エリアを中心に不動産の賃貸・仲介・管理を行うキタイリアルティ(東京都台東区)の平瀬英輝社長。春の上野は、「上野恩賜公園」に桜を見物に訪れる観光客で賑わい、特に飲食店にとっては「書き入れ時」なのだそうだ。
 「上野は年配の観光客や、海外から訪れる観光客が集まる街。桜を楽しんだ後は、和食や和菓子の店舗に人気が集中します」(平瀬氏)
 昨年の秋から今年はじめにかけて、上野エリアで2店舗の出店先を仲介したという平瀬氏。どちらも和食を中心とした飲食店舗で、内装工事を経て3月にオープンを迎えた。




週刊不動産経営編集部  YouTube