不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2018.05.14 11:18

■埼玉県さいたま市の「大宮」駅から見える「アートビル」の鮮やかな絵画の壁面は何枚ものパネルを組み合わせて一枚の巨大な絵画となっている。実際に地上40mの高さで貼り付け作業を行ったのはオーナーであるウィークリーセンターの社員であり、壁画の一面のデザインを担当した横川寛人氏。東京藝術大学で美術を学んだ横川氏、実は高所恐怖症だったそう。なかなか貼り付け作業の希望者がなく、自身が作業員の一人として絵のパネルの貼り付けをすることになったのだが、命綱はあるとはいえ、「慣れるものでして、高所恐怖症を克服しました」という。高所恐怖症とはやっかいなもので、2階のベランダにも近寄れない重度の恐怖症になると生活にも支障が出るが、横川氏は元々が深刻な高所恐怖症ではなかったようだ。もっとも、作業が終わってしばらくしたらまた高所恐怖症は復活したとかしないとか。

■akippa(東京都千代田区)の代表取締役社長CEOの金谷元気社長は先日、駐車場システム「シェアゲート」の記者発表会を行ったばかり。お名前のとおり、将来有望なビジネスの元気な記者会見だったのであるが、金谷社長、左足ひざ下に何やら器具をつけている。聞いたところによると、「1月にサッカーで怪我をしまして。アキレス腱を切ってしまったんですよ」とのこと。足の怪我は大変だ。だが「シェアゲート」システムを使えば車から降りることなくスマートフォンをタップするだけで駐車場の乗り入れは簡単。いちいち不便な足を引きずり車から降りる必要はない。金谷社長自身が図らずも自社の開発したシステムの恩恵を真っ先に受けたのかもしれない。

■0Aフロア業界で「リプロパネル工法」などを展開しているインテリアいとう(千葉市若葉区)の伊藤勝則社長。同氏は研究家としての顔を持つ。
 最近研究しているのは電気治療だという。通販で取り寄せた電気治療器を所有する。「海外では電気治療は珍しくなく、だいたいの症例に対する電気治療の方法なども公開されている」と伊藤氏。
 「まだまだ不完全」だと話すが、「今後効果を実証し、身近な人や知人たちを助けていきたい」とも語ってくれた。

■不動産業界に証券化スキームが登場して久しいが、今春、セルフストレージ証券化推進協会(東京都千代田区)。レンタル収納スペースやトランクルームなどと呼称されるセルフストレージの証券化事業に関して、普及・推進に向けた取り組みがスタートした。
 今月11日には、中央区銀座の貸会議室「銀座ユニーク」にて、同協会の研修会が開催された。この研修会には同協会の峯田勝之代表理事や理事の村田将史氏、松本進氏らが出席。また、国土交通省より不動産投資市場整備室の西川課長補佐が基調講演として現状の不動産投資市場の動向について解説した。
 国内ではオフィスや住宅、商業施設などの証券化ビジネスが一般的であるが、ヘルスケアやインフラなどのアセットはまだ浸透していない。セルフストレージも米国では一般的な証券化商品として認知されており、今後同協会の担う役割は非常に大きい。




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