不動産トピックス
ビル業界ミニトピックス
2018.07.02 17:26
■千代田区神田に2棟のビルを所有する松岡商店(東京都千代田区)の代表取締役・松岡春美氏が近所の野良猫や捨て猫を保護し始めてからもう20年近く。自社ビルの中に設けられたスペースには約30匹の猫がゆったり暮らしている。話を伺うに、猫の生態はまこと興味深い。
「一度でも飼われていたことのある猫は、人間をあてにするようになる」そうだ。
人間に例えると、ペット経験のある猫は人間の夫婦でいえば夫か妻かという話になり、「夫の方でしょうね。ご飯は用意されて自分のところに持ってくるのが当然って感じですから」という。逆にペット経験のない猫は、餌の置き場まで自分で動くとか。なるほど。ペット経験のない猫は人間でいえば独身ということか。
含蓄のある話だが、神田界隈の猫に限った話ではあるまい。
また、「ケージに入れている方が長生きする」とも。狭いケージとはいえ、自分だけのスペースだからだろうか。精神的に安定するのか、部屋の中を自由に動き回る猫よりもケージ猫のほうが長寿の場合も珍しくないそうだ。なるほど面白い。猫たちの観察記でも書きたいところだ。
■エレベーターに関わる製品及び部品を製造しているオリエンタル工芸社(東京都大田区)。様々なニーズに合った乗場押しボタンやオリジナル押ボタンの開発にも注力している。同社には販売促進とエレベーター製品に親しみを持ってもらうためのマスコットキャラクターがいる。その名は「ボタンちゃん」。地元のイラストレーターが制作した美少女キャラクターだ。同社の代表取締役・杉本享氏は「缶バッチやパネルを製作し、イベントなどで活用しています。その筋の方々からの大変好評です」と語る。長い黒髪に、大きな黒い瞳は自然と親近感がわいてくる。その筋の方々から好評なのも頷ける。体重は「ボタン4つ分」といったところか。色々と想像を掻き立てられる。
■清瀬に賃貸物件「Cat Casa清瀬」を所有する水野直子氏。猫専用ペット可賃貸アパートとして運用する。
今年3月に新規募集をかけるため物件写真を撮影する時、水野氏は飼い猫を連れてきた。
「猫が実際にいるほうが、入居を検討する人にとってもイメージがつきやすい」と水野氏
ただ緊張もあってか、「借りてきた猫」状態。水野氏も写真をチェックしながら「おびえていることが写真を通してもわかる感じですね」と苦笑い。
それでも物件はほどなくして入居者が決定。「飼い猫に手を噛まれる事態」は防いだ。