不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2018.08.20 17:24

■JR総武本線「都賀」駅から徒歩10分ほどの場所に事務所を構えるインテリアいとう(千葉市若葉区)。OAフロアの張り替えや静音床材剥離機「Serena-mente」の製造などを主力に事業を展開するが、代表取締役社長の伊藤勝則氏は多彩な得意分野を持つ。そのひとつが整体の免許を取得していることだ。
 「以前、身体が痛くなり、歩けなくなるほどのことがありました。いろんな病院にいっても治らず、まさかと思ってお祓いまでやってもらいました。ただある整体の先生のもとに通いだすと快方に向かい、今では全く痛みがなくなりました。それに感激して、その整体の先生に師事したのがきっかけです」(伊藤氏)
 「普段は呑まない」と言うお酒を飲みながら記者に「肩とかこってるでしょ」と話し、短い時間ながらも実演。肩や首筋、頭に痛みを抱えていたが、回復が実感できるものだった。
 「趣味のレベルだけど、友人や知人で悩んでいる人がいればやってあげているんです。ボランティアだけど、『腕が良い』と褒められるんですよ」(伊藤氏)
 職人気質。凝ったことにはとことん極める性格か。自宅兼事務所にはギターや自作のつりざおなど、様々な趣味のグッズが飾ってあった。

■今年3月に東証一部に上場した家賃債務保証会社のジェイリース(東京都新宿区)。同社では事業系の家賃保証サービス「J-AKINAI」の提供を行っている。
 このサービスの保証限度額は、月額賃料の24カ月分。このほか、賃料とともに支払う固定費や変動費、解約予告通知義務の違約金(上限1カ月分)、残置物撤去費用(上限2カ月分)などをカバー。明渡し訴訟費用も上限100万円で保証する。同社では保証限度額が月額賃料の4カ月分などライトなサービスを展開してきたが、営業推進部の鈴木隆明氏は「事業系の不動産オーナーからの家賃債務保証サービスの需要が今後ますます伸びるものと考えています。『J-AKINAI』はこうした需要に応える手厚い保証が特徴です」と述べている。

■新宿区内で不動産仲介・管理業務を行っているイケダ・エステート。専務取締役の池田延泰氏は以前まで業務で管理ビルを巡回する際は、社用の軽自動車を使用していたそうだが、今年に入り新たに三輪バイクを購入しよりスピーディな業務に努めているという。
 「小回りが利くというのが最大のメリットです。維持管理コストも抑えることができ、省スペースにも効果を発揮しているので、大変助かっています。都内は細い路地などが非常に多い土地なので、移動時間の短縮は業務効率の大幅な向上につながります」(池田氏)
 一方で心配されるのが安全面。これまで自動車での移動が主だっただけに、池田氏は「乗っている際の恐怖感がまるで違う」と話す。同氏は学生時代以来となる教習所での講習を経て、緊急時の駆けつけなどに三輪バイクを役立てているそうだ。
■関東ビルテック(埼玉県所沢市)は、ビル・マンションの外壁や屋上の防水・塗装からシーリング、タイル工事などあらゆる改修工事を行っている。高い技術力を誇る作業員を多く抱えている上、テナント入居者や訪問客への配慮を考え挨拶から社会的なマナーまで徹底した人材育成を行っている。
 そんな同社は、今年設立30周年を迎えて記念品としてオリジナルのスマートフォンクリーナーを製作した。専務取締役の金子陽介氏は「汗や指紋などで汚れやすいスマホを簡単にキレイにできます。特に、夏場は汗をかきますし重宝します」と語る。
 ちなみに、取材をした筆者も愛用。建物を美しくする関東ビルテックらしいグッズである。

■五反田バレーという言葉が流通している。
 子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を展開するアクトインディ(東京都品川区)。同社は2005年より五反田にオフィスを置く。同社の鈴木将史氏は「かつて五反田は地場の企業が多く、IT系企業はほとんどいなかった印象。だからこそ、定食屋でも次の製品やサービスについての話ができた」という。しかし現在は「昼飯を食べてると隣からITの話題が飛び交ってくるほど」。「おちおちと業務の話もできなくなった」と苦笑する。
 同社広報の石原智氏は「実はIT企業だけではないのでは」と指摘する。その根拠は同社の近くのビルに入居するゲンロン(東京都品川区)。同社は書籍出版や、インターネットでの配信サービスなどをてがけていて、代表を務めるのは作家・思想家として知名度のある東浩紀氏だ。  五反田バレー。IT企業の集積と見られがちだが、どうもそう単純ではないようだ。

■都営大江戸線「若松河田」駅から徒歩約10分ほどの「フローリスト・セブンビル」はその名の通り1階がオーナーが営むお花屋さん。
 毎週市場から花を仕入れ、ショーケースは満杯の花畑となるがお盆休みの直前ともなると、仕入れも減り、ショーケースの中もいつもの半分の量だ。定番の胡蝶蘭は常に店先を彩るが大型の花はなく、ケースの中には八重に咲くトルコキキョウや南国の紫の蘭。お盆が明けたら季節は秋へ向かう。どんな花が迎えてくれるのか楽しみだ。




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