不動産トピックス

第4回ビル経営アワードノミネート「ジェラール」

2018.10.09 17:00

ノミネートNo.13
ジェラール
所在地:東京都北区赤羽西1-37-2
竣工:2001年
建物規模:地上5階塔屋1階
延床面積:935.98㎡

 JR「赤羽」駅から徒歩1分に位置するジェラール。先代が赤羽において宝石販売店を営んでいた。その宝石販売店が移転したのを機に建設されたのが「ジェラール」である。
 駅近の立地に恵まれていることから、これまで安定した稼働を保っている。また田中応佳氏は「私自身、本業がありますのでビルの管理を全てこなすことはできません。管理会社に物件の管理を依頼しており、その担当者が非常に親身になって業務を行ってくれます」と語る。いい担当者に巡り合ったことで、これまで大きなトラブルもなく、安定してビル経営を行うことができた。
 ジェラールでは2016年に外壁のリニューアルを実施した。工事期間は約4カ月。これまでフッ素塗料を使用していたが、田中氏はある問題に悩まされていたという。
 「フッ素塗料は耐久性の維持に効果的でしたが目地などから汚れのアクが出て、雨の日などに汚れが垂れてしまうのが悩みでした。また外壁クリーニングを何回か重ねると多少の退色も見られました」(田中氏)
 そこで田中氏は、2年前のリニューアル直前に発売された新塗料を導入。フッ素とセラミックを融合した塗料で目地からの汚れを解決したのに加え、ビル外観の色も大胆に変更した。
 「塗料メーカーに出してもらった様々な色の中からオレンジイエローにしました。また窓の周りなどを黒い線で縁取りしたことでビル全体の印象が引き締められたのが特徴です。ハートとハートで通じ合える業者との出会いがあったおかげで、機能性と意匠性を同時に実現した個性ある建物に仕上がりました」と田中氏は話した。

ジェラール
・改修のポイント
 鮮やかなオレンジイエローの外観

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