不動産トピックス
今週の一冊
2018.10.22 14:14
数字への視線が経営のポイントに
売れない・貸せない・利益が出ない 負動産スパイラル
著者:姫野秀喜氏/乾比呂人氏
出版:清文社
発行:2018年10月24日
価格:2400円(税別)
人口減少トレンドに入った日本で大家業を行うのは厳しいかもしれない。そのなかで大家業を経営していくには厳しさが増している。あるいは昨今の「かぼちゃの馬車」やTATERUをはじめとした不動産投資界隈での問題もその「厳しさ」のひとつかもしれない。業者、金融機関側の問題も大きいが、あるオーナーは「彼らが話していた利回りに無理があることは勉強していればわかる」と指摘する。
不動産コンサルタントの姫野秀喜氏と元国税で現在は税理士の乾比呂人氏は今回出版した共著『売れない・貸せない・利益が出ない負動産スパイラル』では冷徹に数字を見ていくことを勧めている。専門家の2人が書いたことで、読み物として、あるいは不動産経営の教科書としても読むことができる。
後日、弊紙で著者インタビューを取り上げる予定。今回出版の経緯やその狙いについて詳報したい。