不動産トピックス
今週の一冊
2019.05.27 11:06
現地事情を知り尽くす3名による投資ノウハウ
日本人が絶対に知らないアメリカ不動産投資の話
著者:高山 吏司、ブロドスキ・ザクリ、豊岡 昂平
出版:幻冬舎メディアコンサルティング
発行:2019年3月13日
価格:1500円(税別)
本書の著者は、元財閥系商社の米国不動産担当者、米国の不動産を知り尽くした米国の不動産屋、「日本人で最も米国不動産を買った」といわれる物件仕入れのプロと、いずれも米国の不動産に精通した人物。これまであまり日本人に知られることのなかった、米国不動産の選び方から買い方、管理の方法までを本書は網羅している。
日本の不動産は収益性が安定しているとして世界の投資家から注目を集める。しかし、賃借人を優遇するかのような法制度や地震災害などのカントリーリスクは、日本の不動産に常につきまとう問題である。一方で米国の不動産はどうか。まず真っ先にメリットとして挙げられるのは、世界共通の通貨ともなっているドル建ての資産であるということ。そしてご存じのように昨今の米国の経済情勢は非常に良好。不動産価格は年を追うごとに上昇を続けている。だが無闇な投資は言うまでもなくリスキーな行為だ。本書が注目するエリアはオハイオ・ジョージア・テキサス・カリフォルニア・ハワイの5州。同じ国でも文化や商習慣は異なる面が多く、それぞれのエリアでの物件選びのポイントなどが紹介されている。