不動産トピックス
第21回不動産ソリューションフェア見どころ・【セミナー】賃料にまつわるトラブルを法的に解説!
2019.08.05 14:00
「賃料をめぐる法律問題」
講師 しぶや総和法律事務所 代表弁護士 綾部薫平氏
9月20日(金)13時~13時50分 D会場
法律系セミナーではしぶや総和法律事務所の代表弁護士・綾部薫平氏による「賃料をめぐる法律問題」が行われる。不動産オーナーからの相談案件も多く手掛ける綾部弁護士は、「ビルオーナーの皆様の視点に立つ」ことを心がけており、今回はオーナー側がどのようなことを知りたいか、どんなトラブルが多いのかを念頭にしたセミナーとなる。
「まず不動産賃貸業の仕組みを法律の観点から考えましょう。賃料は『コストを意識しつつリターンを得ること』であり、保証や敷金は『リスクに備えること』です。不動産業は長期にわたるビジネスという視点から、起こり得る問題点を、実際の判例に言及しながら解決法を探ります」(綾部氏)。
賃料にまつわるトラブルは多い。契約更新の際に、オーナー側は増額を、テナント側は減額請求を望む場合、問題となるのは何か、トラブルとなった場合に備えた調停や裁判手続きを中心とした実務、不払いへの対応で大切なことは何か、保証に関する新民法を踏まえて説明する。また、敷金の取り扱いでは「敷引き契約」、「原状回復義務」の実例を元に、民法のみならず消費者契約法が及ぶ場合、賃借人に相続が生じた場合などの対応やなど、押さえておきたい法律のポイントも詳しく解説。
「ご質問などにも、セミナー枠の時間の許す限りお答えしたいと思います」という綾部弁護士は、東京都渋谷区のビルオーナー有志からなる「渋谷ビル経営者協会」の顧問も努めている。経験豊富な弁護士による貴重なセミナーは必聴。