不動産トピックス

第21回不動産ソリューションフェア見どころ・【セミナー】REIBS講師の渋谷ビルオーナー・峰岸氏が2講演で司会

2019.09.02 15:05

「何でも話して!オーナーが抑えておくべき民法改正と賃料保証を徹底解説2019」
9月19日(木)14時00分~15時00分 C会場

「賃料UPした空室対策の実例紹介と座談会」
9月20日(金)11時20分~12時50分 C会場

  ビルオーナーの立場から不動産オーナー経営学院(REIBS)の講師として活躍中の峰岸直也氏。今回の不動産ソリューションフェアでは、同氏がコーディネーターを務めるパネルディスカッションが両日予定されている。
 まず、会期1日目の9月19日には、民法改正をテーマに専門家を招いての「何でも話して!オーナーが抑えておくべき民法改正と賃料保証を徹底解説2019」が展開される。2020年4月に施行を控えた改正民法では、賃貸借契約における個人の連帯保証人に関する制度が変更となる。根保証に関して極度額の規制が拡大されたことにより、改正民法施行後に新たに賃貸借契約を結ぶ場合には保証人に対する極度額を契約書に盛り込む必要がある。では、契約が継続している場合ではどのように適用されるか。また、賃料保証を業とする企業の保証サービスをどのように活用すれば良いのか。パネリストに法律家と賃料保証会社の担当者を招き、ビルオーナーの疑問を解説する。
 会期2日目の9月20日は、峰岸氏をはじめビルオーナーらが登壇し、賃料アップを実現するための方策を、実例を交えながら紹介する。峰岸氏が代表取締役を務めるミネギシビル管理は東京・渋谷の一等地に賃貸ビルを2棟保有。いずれも高稼働である。また、渋谷エリアはIT関連企業を中心としてオフィスニーズが非常に高く、全体的な賃料相場は右肩上がりの状況が続いており、同社保有ビルでも契約更新や入替に際して賃料の増額を実現している。しかしながら、中小ビルオーナーとしては市況の波に左右されず賃料アップ、空室解消に向けた独自の差別化戦略に注力したいところ。本セミナーではビル内に保育園を誘致し子育て世代の働き方に対応した事例や、オフィスビルの効果的なリノベーション、宿泊需要の増加に対応した民泊としての空室活用など、各パネリストが取り組む実例が紹介される。外部環境を根拠にしたリーシングや賃料の値付けでは、市場のテナント獲得競争の中で後手を踏んでしまう。本セミナーを「攻めのビル経営」に転じるきっかけとして頂きたい。




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