不動産トピックス

日本橋特集 街を彩る名店探訪 stopver tokyo

2020.01.27 12:18

東日本橋 複合施設「stopver tokyo」 「旅」を楽しめる複合施設

 「stopover tokyo」は、都営新宿線・浅草線「東日本橋」駅から徒歩2分に立地する地上4階建ての複合施設だ。「旅」をコンセプトとしている。1~2階はおしゃれなバー、3~4階は宿泊施設と2つの顔を持つところが目玉だ。複合施設運営のきっかけは、同社代表の鷲尾昭典氏が旅行好きであったことに由来する。以前運営していた「stopover tokyo」の所在地は南青山。鷲尾氏がオリジナルブランドをやりながら飲食店舗を運営していたが、ビルの老朽化により移転を決めた。その際に同じ店をそのまま移転するのではなく、宿泊施設も一緒に運営しようと考えた。「東日本橋」駅は、「成田空港」と「羽田空港」に電車1本で行くことができる。そういった「日本の玄関口へのアクセスの良さ」が引き金となった。宿泊施設はなんと9割方が外国人の利用だという。宿泊料金が一泊8000円と、リーズナブルなのも魅力的の一つ。海外旅行客や出張に来ているビジネスマンからの人気が高く、今ではリピーターも多いという。
 1階のバーでは多国籍の料理を楽しめることが魅力的だ。多国籍の料理を取りそろえているのは「旅」がコンセプトのバーならでは。主に近隣のビジネスマンが多く来店し、仕事帰りの憩いの場として親しまれている。人気メニューは「焼き餃子」と「水餃子」。さらに月替わりで季節のフルーツを絞ったお酒を提供している。生絞りのフルーツをふんだんに使うため人気は高い。1月はみかんのフルーツ杯を提供している。さらに、リピーターを飽きさせない工夫も凝らしている。その一つが、月ごとに区切り開催しているイベントだ。生ビール・ハイボールが100円で飲める「ハッピーアワー」や「2000円で餃子食べ放題」など、お得に飲食が楽しめる企画が目白押し。「stopover tokyo」の東日本橋移転当時から携わっている福間淳司氏は「お客様がはじめて来店するきっかけは、『良心的なプライス』であると思います。しかし、それに加えてイベント開催やおしゃれな雰囲気、オーナーの人柄などが多くの常連客につながっていると思います」と語る。
 「東日本橋」の魅力とは何か。福間氏は語る。「日本橋では、近年海外の方が多く通るようになりました。今年は五輪も控えており、今後の変化が楽しみな地域です」(福間氏)




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