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日本橋特集 文化発見芸術探訪 LIXILギャラリー
2020.02.24 16:45
京橋 「LIXILギャラリー」 建築・美術・やきもの展示が好評
日本橋京橋エリアの「LIXILギャラリー」は、LIXIL(東京都江東区)の文化活動のひとつとして、1981年にオープンした。
「東京建物京橋ビル」の2階がギャラリー。1階ではLIXIL出版書籍やオリジナル企画の展示販売も行っている。銀座中央通りに面していることもあり、銀座ショッピングの行き帰りに立ち寄る客も多く、来館者の年齢層は幅広い。
2階フロアにある3つのギャラリーはそれぞれ趣の違う展示スペースとなっている。ギャラリー1は「建築とデザインとその周辺をめぐる巡回企画展」。年に4回の企画展示を行う。直近では「ものいう仕口」と題した古民家の柱を展示し「仕口(しくち)」という日本の伝統技法を紹介。3月5日からは、大阪LIXILギャラリーからの巡回展示「“江川式”擬洋風建築」が始まる。ギャラリー2は日本の建築・美術界を牽引するクリエイター4人が順番に監修する「クリエイションの未来展」。3月24日までは、金工作家の宮田亮平氏監修による「九つの音色―Reflection―」を開催、9名の作家による陶藝・木工藝・漆藝・書・日本画・硝子工藝・金工の作品を展示している。ギャラリー3はやきもの展を年に5回ほど展示。3月30日までは「伊勢﨑晃一朗展―成る―」が開催中。作家本人のトークイベントも行っており、美術愛好家にも好評を得ている。
また1階ではLIXIL事業分野やブランドメッセージ「Link to Good Living」とつながる「つくり手と暮らしをむすぶ」をテーマとした展示販売も行っている。LIXILは東京2020パラリンピック聖火リレーを応援しており、現在は特別に聖火トーチも披露されている。
同社文化推進部文化推進グループ グループリーダーの伊藤弓子氏は、「展示では、毎回、みなさんに関心を持って頂けるテーマを先取りするような提案を心掛けており、お客様のご感想がとても励みになります。銀座に近く、ぜひお気軽にお立ち寄りください。3つのギャラリーのほか、テーマ展示でのこだわりの逸品やLIXIL出版の書籍もお買い求めいただけます」と話す。