不動産トピックス
ビル業界ミニトピックス
2020.04.20 16:31
■「ペットとの共生」が入居条件のマンション「K9 Style one」を運営する山文(東京都武蔵野市)。代表取締役の小林文蔵氏は、今後複合施設の運営をしたいと考えている。「商業地域ではないところで、地域の特色を生かした経営ができればと思う」と展望を語った。
また、複合施設の運営と共にコインランドリー運営にも興味を示している様子だ。今後どのような事業展開を進めるか目が離せない。
■シーセブンハヤブサ(鳥取県八頭郡)は、若桜鉄道「隼」駅徒歩2分の「旧・隼小学校」の校舎を活用した複合施設「隼Lab.」を運営する。小学校の趣をい生かしたワークスペース、レンタルスペースが注目を集める。現在新型コロナウイルスの影響でドロップイン利用を注視しているが、「学校を仕事場にする」ことに魅力を感じて利用する人も多いとか。
地域の活性化、鳥取県のオフィス需要に今後の期待が高まる。「隼Lab.」の取り組みについて次号にて詳しくお伝えしたい。
■三鷹市の第三セクターであるまちづくり三鷹(東京都三鷹市)は、「三鷹」駅から徒歩5分に立地する産業振興拠点のビル「三鷹産業プラザ」を区画所有する。
同社は昨年6月頃、「三鷹産業プラザ」7階貸会議室フロアのトイレをリニューアルした。男子トイレの小便器の間に大きめの仕切りを設け半個室のようにしたほか、女子トイレには各部屋でデザインの異なる花の装飾を取り入れた。清潔感あふれ上品な仕上がりとなったトイレは、会議室のリピーターやテナント従業員から好評を集めているという。
同ビルにはコワーキングスペースや創業支援スペース、サテライトオフィスなども用意され、ビジネスの拠点としても活躍する。ビル運営を通した、第三セクターならではの街づくりに期待が高まる。
■不動産仲介業をはじめ、飲食業、リフォーム、鍼灸訪問医療、デイサービス、保育、宿泊事業など幅広い事業を展開する[ミック]グループ(横浜市港南区)。1981年の創業から39年。2020年3月末の時点で全53拠点となり、今期は新たに4拠点の出店を予定するほどの成長ぶりだ。
近年は海外投資事業にも力を入れる。2016年には賃貸型マンションの一室を、2017年にはマンスリー型コンドミニアムを購入。日本で培った不動産業のノウハウを生かし、世界に羽ばたく算段だ。代表取締役の春木磨碑露氏は、「世界一の会社を目指したい。現在は、社内にて外国人を雇える環境、日本人スタッフが英語を習得できる環境の整備に注力しています」と語る。