不動産トピックス
第22回不動産ソリューションフェア見どころ・【ブース出展】ダイキン工業 IoTセンサーで空気・空間を可視化 導入・設置で「3密」対策に繋がる
2020.11.09 14:39
今年の不動産ソリューションフェアには、空調メーカー兼空調に関するソリューションを提供するダイキン工業(大阪市北区)が、H02に出展する。
今回はブース内で大きく2つのゾーンを構築した。1つは「空気質ソリューション」ゾーン。IoTセンサーで空気・空間を可視化するサービス、露出設置型全熱交換器などテーマに展示を行い、昨今注目のコロナ対策だけでなく、空気環境の改善やオーナー必見の空調費負担削減についても把握できる内容だ。例えば、「密」のアラート&換気制御では、人が集まる場所や人を集めたい場所に導入・設置することで「3密」対策に繋がる、安心安全な空間や利用者にとって便利な空間の提供・サービス等を知ることができる。
また同社の「空気のプロ」が計測・解析・IAQチェックすることで空間の心地よい空気環境を提案することもできる。空気をまるごと計測してCO2濃度や室内温湿度の見える化、空気の流れを解析して室内の温度ムラの見える化、室内空気質(IAQ)をチェックしてカビや細菌の見える化といった3つの見える化に加え、改善手段をコンサルティングするサービスも紹介する。
更に店舗や交流スペースに後付けできる全熱交換器も見どころだ。空きスペースを利用した後付け可能な全熱交換器の紹介となり、柔軟な設置や壁面や吊り下げ設置による省工事、直ぐに換気量を増やしたいニーズに適した製品を知ることができる。黒で統一された本体により、こだわりの空間にも調和。設置空間のデザイン性を損なうことなく、快適な環境を構築できる。
気になるもう1つのゾーンは「先進的オフィスソリューション」だ。未来のオフィス空間を創造する場としてダイキン含む17社が参画する、東京・丸の内に開設したコワーキングスペース「Point 0」のバーチャル見学ツアーが体験できる。「Point 0」を仮想空間で見学できる「バーチャルツアー」であり、最先端のオフィスを見学することで、自社のオフィス形成にも役立つ体験コーナーだ。また「DK―BIM」では、BIMで空調設計の効率化による生産性向上を知ることが可能。熱負荷計算、空調機種選定、冷媒配管選定などが可能で、体験と効率化・生産性の双方を一緒に垣間見ることができる。
空調及び空気に関して知らないことが多い反面、知れば確実にビルの付加価値やアピールポイントに繋がる部分が多い。コスト削減や効率化も考慮し、今後空調の入れ替えや空気環境の改善を想定しているオーナーは是非とも足を運んでいただきたい。