不動産トピックス

第22回不動産ソリューションフェア見どころ・【セミナー】最新の市況を徹底解説 「大変動期の日本オフィス市場と展望」

2020.11.09 14:28

サヴィルズ・ジャパン 「大変動期の日本オフィス市場と展望」
11月11日(水)13時00分~13時50分 B会場

 新型コロナウイルス禍でオフィスビル市況はどのように変化するか。サヴィルズ・ジャパン(東京都千代田区)リサーチ・アンド・コンサルティング部長の金子哲也氏とマーケット・リサーチャーの中畑太一氏が不動産ソリューションフェアで見通しを示す。
 11月11日(水曜日)13時00分~13時50分、B会場にて「大変動期の日本オフィス市場と展望」と題して講演する。二部構成で行い、前半は金子氏がコロナ禍や経済状況などの影響を分析し、後半で中畑氏が最新のリーシング状況をもとに解説する。
 金子氏は新型コロナ禍中の不動産市場について、「現状で大規模な影響は出ていない」と指摘する。というのもオフィス需要の担い手である企業の財務が堅固で業績が「今期についてはそれほど悪くないこと」が理由だ。一方、コロナ対策で在宅勤務やテレワークは多くの企業で導入が進むなかで、サテライトオフィスやシェアオフィスについては今後の増加を示唆する。ただこれ自体が大きな下振れ要因に直ぐになることはなさそうだ。
 国内で懸念材料となるのは来期の見通し。業績悪化が鮮明になれば、オフィス縮小の動きは一段と加速しかねない。一方、海外の投資家層の見方は必ずしも同じではない。金子氏は「米欧が政治的に不安定で、また中国も不安材料が強い。そのなかで海外の機関投資家は相対的な安定度から資金を日本の不動産に向けようとしている」と指摘する。セミナーではこれらの動きを詳細に説明した上で、今後のオフィス市場の動向を探っていく。
 後半では中畑氏がリアルタイムのオフィスマーケットの情勢について解説していく。10月末現在で「1000坪を超えるような大型フロアでは成約の動きはほとんど見られない」と語る。最新のオフィスマーケットデータなどをもとに、現在の市場の動きを独自の視点で解説・分析していく。




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