不動産トピックス

第23回不動産ソリューションフェア 注目の出展企業・セミナー紹介【不動産テック協会】

2021.08.03 10:39

 今年で23回目を数える「不動産ソリューションフェア」は、初めて横浜・みなとみらいの「パシフィコ横浜」にて開催されることとなった。本年も同時開催展と合わせ、ビルの賃貸経営・管理、テナントリーシング、相続対策など幅広い話題を来場者に提供する。今号から出展企業・セミナーの見どころを紹介していく。

【不動産テックパネルディスカッション】
「国内・海外の不動産テック最前線とポストコロナの不動産ビジネス」
9月15日(水)16:00~17:00

 不動産ソリューションフェアの定番となった、不動産テック協会によるパネルディスカッション。今年も代表理事の赤木正幸氏(リマールエステート代表取締役)のコーディネートのもと、「国内・海外の不動産テック最前線とポストコロナの不動産ビジネス」と題して、ディスカッションを繰り広げる。パネリストは代表理事の巻口成憲氏(リーウェイズ代表取締役)、理事の名村晋治氏(サービシンク代表取締役)、理事の滝沢潔氏(ライナフ代表取締役)の3名。
 同協会では先月、最新の不動産テックカオスマップを発表。新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、不動産業界のテックサービスにおいてもカテゴリ別のサービス数増加や撤退などコロナ前との変化が見え始めている。不動産ビジネスにおいてもテックの活用は欠かせないものとなっている。コロナ禍のなかで非対面・非接触が推奨される中で、それを実現するのはテクノロジーだ。またコロナ前からの問題として、働き方改革や人手不足などの課題にも対応していくことができる。コロナ禍でライフスタイルやワークスタイルが大きく変化し、その変化はポストコロナにおいても色濃く残っていくことが予想される。不動産テックサービスにとって「転機」となっている。
 今回のセミナーでは不動産テックの最前線に立つコーディネーター、パネリストが国内や海外の不動産テックを紹介しながら、ポストコロナの不動産ビジネスにおける不動産テックのあり方や活用法を伝えていく。最新版のカオスマップも見ながら、作成者自らその傾向を解説していく場面もありそうだ。
 今後の不動産業界を渡り歩いていくためのツールとしての不動産テック。本セミナーを聞いて、これからの活用について戦略を練っていくことが重要だ。




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