不動産トピックス
第23回不動産ソリューションフェア 注目の出展企業・セミナー紹介【スターリンク】
2021.09.13 10:55
いよいよ「不動産ソリューションフェア」開催週を迎えた。会場は感染予防対策を徹底し、万全の体制で来場者を迎える。コロナ禍の不動産業界にあって、今後の発展に資する新しい技術や発想が次々と生まれている。本イベントでは出展企業によるブース展示、専門家が登壇するセミナー・パネルディスカッションを通じて、不動産業界関係者すべてに新たな価値を提供する。
【ブース出展】スターリンク オーナー・テナント双方がwin-Win 事業系保証サービス「オフィス保証24」を紹介
不動産コンサルティングのスターリンク(東京オフィス・東京都中央区)が、事業系保証サービスとして提案しているのが、「オフィス保証24」だ。
これは滞納が発生しても賃料立て替え払い、入居者への督促から法的手続きの手配、原状回復工事の保証などを行うもの。これにより資金に余裕のない中小企業の入居を促し、他物件との差別化を図ることで空室解消を後押する。同様のサービスはテナント仲介会社が子会社を通じて展開しているケースはあるが、独立系では珍しい。
「オフィス保証24」は、ビルオーナーがテナントから預かり保証金を受け取り、かわりに滞納賃料等に関して物件の明け渡し日までの最大24カ月相当の賃料保証を行うというもの。
テナントがこの保証を受ける場合は、同社へ契約時に賃料の1カ月分相当の保証委託料を支払う。通常都心部での保証金は賃料の10カ月程度だが、これを最大6カ月間にまで減額することで、テナント側は保証金の支払い負担を軽減できるのだ。軽減できた保証金の一部は、自社の事業資金や設備投資、運転資金などに運用することが可能になるという訳だ。
ビルオーナーにとってもテナントの与信調査から滞納督促、法的訴訟手続き、原状回復、明け渡しに至る煩わしい業務を省力化することができ、他の業務に集中することが可能になる。
月末の賃料支払いが滞った場合、オーナーが同社へ保証請求する。同社はこれを受けて賃料支払いの督促を行い、滞納賃料の立替払いの手続きを行う、という流れ。
同保証は、サブリース会社も利用可能であり、その利用範囲は極めて広い。同社ではファンド系、PM会社にとって、運営上のリスクヘッジとして利用も期待している。