不動産トピックス
今週の一冊
2022.10.10 10:54
かかわりの循環
コミュニティ実践の社会学
著者:松宮 朝
発行日:2022年3月10日
発行所:晃洋書房
価格:2300円(税別)
愛知県3地域(西尾市、愛西市、長久手市)の事例を踏まえ、フィールドワークと調査により、地域コミュニティ研究の可能性を問いかける。
著者は愛知県立大学に勤務する松宮朝氏。コロナ禍により「ニューノーマル」や「ソーシャルディスタンス」という言葉が飛び交う昨今、「地域コミュニティをめぐる現場にかかわる際には、ありきたりのわかったような『概念』は通用しない。」と著者。
「調査だけなら来ないでほしい」など厳しい言葉を浴びせられながらも、地域コミュニティへのかかわり方で何が必要か考えていく。地域での取り組みや店舗における社会形成の具体例も掲載された、必読の1冊となっている。