不動産トピックス
ホテル運営会社次の一手を探る
2024.05.20 11:05
IHGホテルズ&リゾーツ 「ANAホリデイ・インリゾート軽井沢」25年に開業 鹿島建設と運営受託契約を締結
IHGホテルズ&リゾーツ(本社:英国 日本:東京都港区、以下IHG)は、鹿島建設(東京都港区)と初の運営受託契約を締結。2025年の第一四半期に「ANAホリデイ・インリゾート軽井沢」を開業する。
ANAホリデイ・インリゾート軽井沢は、ホリデイ・インブランドとしては日本で10軒目、ホリデイ・インリゾートとしては「ANAホリデイ・インリゾート宮崎」、「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」、「ANAホリデイ・インリゾート安比高原」に続く国内で4軒目のホテルとなる。
規模は延床面積1万1430㎡、敷地面積2452・214㎡。100室を擁するホテル棟とコテージ棟を2棟建設する計画だ。ホテル内施設としてレストラン、ジム、屋内プール、ドッグホテルを携えるほか、18ホールのゴルフ場とスキーを4コース開設。ファミリー向けのアクティビティやアメニティも充実している。
HGホテルズ&リゾーツ 日本&マイクロネシア マネージングディレクター 兼 IHG・ANA・ホテルズグループジャパン CEOのアビジェイ・サンディリア氏は「政財界の著名人や文化人、在日外国人などに古くから愛されてきた軽井沢という土地は、日本を代表する建築・土木の分野で日本を代表する企業である鹿島と世界有数のホスピタリティ企業であるIHGとの国内初のパートナーシップをスタートするのに最適な場所です。これを機に今後も長期に及ぶパートナーシップを構築し、さらに素晴らしいホテルを日本各地で展開していけることを期待しています」としている。
ネストホテルジャパン 「ネストホテル石垣マエサトビーチ」開業 ネストホテルグループ国内17軒目
ネストホテルジャパン(東京都千代田区)は、公共投資顧問(東京都中央区)が運用する不動産ファンドから運営委託を受けるホテルを、「ネストホテル石垣マエサトビーチ」としてリニューアルオープンしたことを発表した。
ネストホテル石垣マエサトビーチは、延床面積2073・83㎡、敷地面積3090・46㎡、地上5階建てで総客室数は82。スーペリアダブル・デラックスダブル・スーペリアツイン・デラックスツイン・トリプル・ユニバーサルの6つの部屋タイプを用意。シンプルなデザインとすることで、石垣の豊かな自然を感じ取ることの出来る空間とした。
ファミリー客の需要を見据えて最大6名まで利用可能なアジョイニングルームプランを揃えたほか、「人生を変えるベッド」として世界的に有名なシモンズ製ベッド、オリジナルのバスアメニティ等の設備も充実している。
1階には開放的なロビーラウンジと、南国の洋食とローカルフードを提供するレストラン「ブルーオーシャンカフェ」を開設。ホテル敷地内には宿泊客が無料で利用できるプールやキッズエリア(芝生)を併設しており、ホテルにいながら家族でゆったりとした時間を過ごせるつくりとした。
アパホテル 広島駅エリア5棟目「広島駅前タワー」起工式開催
アパグループ(東京都港区)は今月15日、広島駅エリアで5棟目となる、アパホテル&リゾート「広島駅前タワー」の起工式を執り行った。
アパホテル&リゾート「広島駅前タワー」は山陽新幹線・JR各線「広島」駅 南口直結。広島市内各所へアクセスできる路面電車やバス交通のターミナル拠点に近接した好立地に開発する。
同ホテルは600室を擁する地上32階建ての超高層タワー型ホテルとなり、スイートルーム・デラックスツインルーム・バリアフリールームのほか、シングル同士を繋げて利用できるS-Sコネクトツインルームを整備する。最上階には展望プールを設け、館内には大浴殿・露天風呂、大型レストラン等を計画。完成は2028年春頃を予定している。
ジェイアール西日本ホテル開発 「大阪ステーションホテル」7月31日に開業
JR西日本ホテルズの新ホテルブランド「THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection(大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション)」は、ホテル開業予定日を2024年7月31日に決定したと発表した。
同ホテルは面積が約3万6500㎡、客室数418室、客室面積は40㎡。JR「大阪」駅直結、地下1階の西梅田地下歩行者道路「ガーデンアベニュー」直結という好立地にある。
ブランドコンセプトは、土地が紡がれてきた歴史や文化を未来へと継承したいとの思いを込めて「THE OSAKA TIME」とした。
29階にはレストラン、30階から38階までのフロアには8つのスイートを含む全418室の客室を擁し、7階には天井高7mの大宴会場(742㎡)を含む5つの宴会場、30階にはジム・バスエリア、最上階の38階には「SPECIALTY SALON」を備えている。
ホテルデザインはTIME TRAVEL(時空の旅)というストーリーを意識。29階のフロントは、旅の基点として昔の駅の改札を模した印象的なアイランド型とした。フロント=チケット(切符)オフィスに見立てることで、時空の旅(滞在)への期待を高めていくとしている。
客室は30~33階が「シグネチャー」、34~37階が「シーニック」、最上階38階が「スペシャリティ」として、18タイプ全418室を用意。各部屋は建物の外周に沿ってロの字に配置されており、東西南北で異なる景色が楽しめる。内装デザインは大阪・堺に生まれた茶人・千利休の思想である“見立ての心”をイメージし、大阪の洗練された文化、親しみのあるおもてなし、上質な寛ぎを体感できる。
38階には、「スペシャリティ」と各階のスイートルームの宿泊者が利用できる「SPECIALTY SALON」を設けた。朝食、スナック、アフタヌーンティー、イブニングカクテル、ナイトキャップなどが提供され、特別なひと時を過ごすことができる。